概要
狭義のムクロジ科は約140属2000種からなる。高木から草本まであり、つる性のものもある。葉は互生し、羽状複葉のものが多い。亜熱帯、熱帯に多く分布する。レイシ(ライチ)、ランブータン、ガラナ、フウセンカズラなどがよく知られ、日本にはムクロジ、モクゲンジなどが自生する。サポニンを含むものが多い。
旧カエデ科は暖帯から冷帯(大半が北半球)に自生する落葉高木で、約150種が属する。大半がカエデ属 (Acer) である。
旧トチノキ科は北半球に分布する落葉高木で3属15属ほどからなる。葉は掌状または羽状複葉で対生する点で旧カエデ科と共通し、APG分類体系ではカエデ属などとまとめてトチノキ亜科に入れられている。