概要
硬骨魚綱コイ目ドジョウ科に分類される淡水魚の一種。漢字表記は「泥鰌」「鰌」。
広義ではドジョウ科に分類される魚全てを指す。ここでは一般的な種類である「ドジョウ」を解説する。
概要
日本、中国、台湾、朝鮮半島の平野部の水田や湿地などに生息。食用として養殖も盛んに行われ、活魚として100g単位で売られていたり、観賞魚の活き餌や釣り餌としてもよく用いられる。
コイの親戚だが底生に適応しており、細長い体型と目立つ口ヒゲが特徴。ひげは全部で10本もあり、これは泥や砂底を探ってエサを探すのに用いる。味もわかるらしい。
よく砂地や泥に潜っているので、ドジョウという名前は「泥(土)から生まれる魚」という意味で名付けられた。
調理
丸ごと煮込んだり、背開きにして内臓を取り除いたり、柳川鍋に仕立てて食べる。小振りのドジョウを丸ごと天ぷらやから揚げにして賞味する事もある。韓国ではすり身にしたドジョウをスープに入れて食べる「チュオタン(鰍魚湯)」と言う料理がある。
おなら
ドジョウはエラだけでなく皮膚や腸からも酸素を取り入れることができ、余った空気は肛門から排出される。これがおならの正体。
関連タグ
どぜう:旧仮名遣い。どぢやう(どぢゃう)が正しいが、「ドジョウ」自体は昔から用いられてきた呼び名。
野田佳彦:所信表明で自らをドジョウに例えたことがある。
ウナギ:ヌルヌルして細長い魚といえば。ちなみにこいつも皮膚呼吸が可能。
ビッグパン:ドジョウの魚人の血を引く巨人族「魚巨人(ウォータン)」。ドジョウ由来の粘液を放出できる。