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タタリ(漫画)の編集履歴

2023-08-25 14:47:33 バージョン

タタリ(漫画)

まんがのたたり

ここでは、少年サンデーで連載中の漫画について記載する。

概要

2023年20号から連載。彌(わたり)による漫画作品。


あらすじ

タタリは一匹の野良猫だ。 タケルとユキの兄妹の世話になっている。 ボロアパートで彼らは貧しくも幸せな日々を送っていた。 あの日まではーーーー


登場キャラクター

主要人物

  • タタリ

本作の主人公。一見するとただの野良猫だが、その正体は1000年前の京の都にて“大妖怪”と恐れられた化け猫。暴れ過ぎたために陰陽師達に封印されてしまい、1000年かけてようやく封印を自力で解いて出てこれた。

しかし封印の影響で弱体化し、野良犬に襲われ殺されそうになっていた所を小学生だったタケルに助けられ、7年間彼とその妹のユキと共に過ごしてきた。その様な経緯から、タケルとユキの事は非常に大切に思っている。

『怨嗟の血を啜り人に化ける』、すなわち対象の血を取り込む事で遺伝子レベルでその血の持ち主に化け、文字通り「成り代わる」事が出来る能力を持ち、マフィアが差し向けた殺し屋に殺されてしまったタケルに化けて彼に成り代わり、マフィアの継承戦へと身を投じる。


  • 成川武(なりかわ たける)

私立聖泉高校の1年A組に通う少年。年齢は16歳、魚座のA型。貧しい母子家庭に生まれ、亡き母の由美からはネグレクトを受けて育ち、学校では貧乏をネタにイジメられ続け、唯一の肉親のユキには難病が見付かってしまう。

しかし、その様な過酷な環境に置かれてもなお優しさを失う事なく、常に自分よりも他人を優先する性格の持ち主であり、かつて助けたタタリとは強い絆で結ばれている。

父親を知らずに育ったが、実は中国の裏社会を牛耳っているマフィアのボス、ガランド・ルーの息子の1人。それ故に遺産の取り分を狙う兄弟の1人に殺し屋を差し向けられ、殺害されてしまった(彼の遺体はタタリによって人知れず埋葬され、ユキには「タタリは車に撥ねられて亡くなった」と話している)。


  • 成川幸(なりかわ ゆき)

タケルの異父妹。小学生。身体に先天性の疾患を持ち、内蔵の幾つかは成人するまでもたないと診断されている(なお、父親が違うためかタケルの臓器は適合しなかった)。

面倒を見ようともしなかった母親に代わり、タケルとタタリに育てられてきた。『幸』という名前は、「誰よりも幸せでありますように」という願いを込めてタケルとタタリに名付けられたもの。

性格や服装の趣味はギャルに近いものがあり、最近は反抗期気味なのかやや口が悪い。しかし本音では、兄の事はちゃんと好いている。

ちなみにタケルの妹ではあるが、前述の通り父親が異なるため、継承戦とは無関係である。


学校関係者

  • 河野耕平(かわの こうへい)

タケルのクラスメート。普段はお調子者の面が目立つが、根は友達思いの優しい性格。実家は寿司屋を営んでいる。

以前はイジメられても反撃すらせず、気にしていない風を装うタケルを快く思っていなかったが、タケルに成り代わったタタリが反抗する姿を見て「反撃はいつでも出来たのに、それをしなかった成川は誰よりも優しい奴なんだと思った」「手を出さないで耐え忍ぶのは実は凄い事なんじゃないのか」と考えを改め、以降はタケル(タタリ)の友人となった。


  • 鬼塚(おにづか)

タケルのクラスメートで出身中も同じ。仲間と共にタケルをイジメている。教師も学校も手に負えない札付きの不良であり、クラスどころか学校中から腫れ物扱いされている。

タケルに成り代わったタタリからの思わぬ反撃に激昂し、財布の盗難の濡れ衣をタケルに着せようとするが、それも事前に察知していたタタリの策略により失敗し、それどころか自作自演の動かぬ証拠をクラス中に拡散されてしまう。しかし、追い詰められた後も性懲りもなくタケル(タタリ)を袋叩きにしようと彼を屋上に呼び出すが、仲間共々あっさり返り討ちにされた。一応現在はクラスに復帰してはいるが、タケル(タタリ)に強い恐怖心を抱く様になった模様。


  • 速水アオイ(はやみ -)

タケルの同級生の女子。校内では陸上部の期待のエースとして知られ、中学の頃は女子の部どころか男子の部の記録すら塗り替えたらしい。

タケルとは同じ小学校の出身かつ元クラスメートで、容姿端麗な現在とは異なり、当事は太っていて小柄な体型をしていたため、主に男子からイジメられていた。その頃のトラウマで今でも同年代の男子に対する恐怖心が拭えないでいるが、唯一自分をいじめっ子から庇ってくれたタケルには好意を抱き続けている。


  • チー子

聖泉高校陸上部の顧問。本名は不明。かなりの自由人。


  • 速水ロク郎(はやみ ろくろう)

陸上部の部員。アオイの兄だが、妹とは似ても似つかない強面。舌打ちが癖らしく、口も挙動もかなりガラが悪い。タケル(タタリ)に対して何やら警戒心を抱いている模様。


陰陽師

  • 安倍晴華(あべの はるか)

A組に転校してきた転校生の少年。陰陽師の末裔で、元はタタリ達の住む桜間ヶ市で頻発する猟奇事件の調査のために派遣されてきた。様々な効果を持つ札や神酒を使う他、タタリの様な遺伝子レベルで他者に化けられる妖怪すらも見抜ける特殊な『目』と、肉体強化の効果を持つ『呪紋』で常人離れした身体能力を振るう。

感情を表に出さない機械的な印象の持ち主であり、表情も常に無表情。「自分達陰陽師そのものが等身大の「お祓い道具」」だとして、自身の生死にも興味すら無い。しかしその反面、多くの人間を惨殺した河童達へ怒りを向ける場面も見られた。

妖怪に対しては一切の容赦がなく、タタリに対しても当初は問答無用で殺そうとした。タタリを苦戦させるも最後は敗れ、葛藤の末に彼に見逃された事で、「見逃してくれたから見逃してあげる」のスタンスを取り、以降はタタリの監視を続けている。


マフィア

  • ガランド・ルー

中国の裏社会を牛耳るマフィアのボス。現在は病により余命幾ばくもなく、タケルを含めた8人の子供達に遺産を分配する事を決めたが、それが遺産、ひいてはボスの座を巡る継承戦へと発展してしまう。


  • ベルター・ルー

遺産継承者次男。遺産の取り分を増やすため、いの一番にタケルを殺害するよう仕向けた張本人。

傲慢で気性が荒く、常に他者を見下す態度を崩さない。タケルに対しても「売女の腹からひり出された薄汚い出来損ない」と言い放っている。


  • イライヤ・ルー

遺産継承者長女。クールビューティーな女性。継承戦に関してはベルターの様に先立って争う気は無い様で、停戦協定を結びたいと考えている。


  • テイダー・ルー

遺産継承者三男。敬語口調の落ち着いた雰囲気の男性。継承戦に関しては、そもそも父親はこの状況を望んでいるとは思えないと捉えており、イライヤが提案する停戦協定にも賛成している様子。


  • フリア・ルー

遺産継承者次女。三つ編みに眼鏡の少女。マフィアの関係者とは思えない程、気弱かつ臆病な性格。継承戦に関しては兄弟同士で争いたくないと思っており、場合によっては継承権を放棄すると発言している。


  • コニア・ルー

遺産継承者五男。オッドアイを持つ小学生位の少年。兄弟の1人のタケルの故郷である日本へやって来る。


専属妖怪

  • セツナ・アンデルセン

ベルターと契約を結んでいる専属妖怪。黒髪に姫カット雪女。常に人を食った様な態度と薄笑いを崩さない、飄々とした性格。

冷気や氷を操れる他、己の分身の『雪人形』を作り出す事も可能で、当初は香港から日本のタタリの元へ雪人形を送り込んだ。現時点で、タタリがタケルに成り代わっている事を知る唯一の人物。


  • ライデイン

イライヤと契約を結んでいる専属妖怪。見た目は20代程の青年の姿をしている。イライヤの事は「姐(ねえ)さん」と呼んでおり、彼女には忠実に従う。セツナに対しては特別視している節があり、彼女を暴力を振るうベルターに殺意を向けている。

電気を操る能力を持つが、種族に関しては不明。


  • オルガルド

テイダーと契約を結んでいる専属妖怪。天井まで届く程の巨躯を持つ巨大な妖怪。


  • ツギハギ

フリアと契約を結んでいる専属妖怪。人懐っこい性格なのか、作中ではフリアにくっ付いていたり、セツナに笑いかける場面が見られる。


  • ベリコ

コニアと契約を結んでいる専属妖怪。猪の骨を被った(恐らく)少年の姿をしている。


その他

  • 成川由美(なりかわ ゆみ)

タケルとユキの母親。水商売の女性で、かつて日本を訪れたガランドとの間にタケルをもうけた。

男から男へ遊び歩くばかりでまともな育児などしなかったばかりか、タケルに対してネグレクトを行い時には暴力を振るってすらいた。

そんな生活が祟り、タケルが15歳の頃に病死した。


  • ビクニ

地下水路に隠れ住んでいる河童達の母体にして元締めで、タタリの見立てでは300年前から生きているとの事。他の河童達からは「大ババ様」と呼ばれ、彼等とは桁違いの巨大な体躯を持つ。

生き長らえるために若い人間の尻子玉を狙い、我が子の河童達に若者ばかりを狙った猟奇事件を起こさせた。

10年程前に晴華の父親と思われる人物に左腕を奪われ、更に内蔵の幾つかを潰されている。なお、その人物にタケルの専属妖怪候補として目を付けられていた様だが、「弱過ぎる」として結局選ばれなかった。


  • 三平(さんぺい)

地下水路に隠れ住んでいた河童の1匹。ビクニ曰く「時折産まれてくる一部分が異様に発達した歪な個体」らしく、彼の場合は脳が他より発達しているため頭部が大きいのと同時に、知能が高く言葉を解する事が出来る。しかしその分体躯が小さく、これ以上の成長が望めないとして、群れから追放された。

物語開始以前(本編から1年前)に、偶然見かけた耕平の家へ押し掛ける形で暮らし始める。


  • 河野順平(かわの じゅんぺい)

耕平の父親。息子と同じくお調子者な面を持つ。流行りに敏感な様で、河童(三平)の存在を知った際には真っ先に彼を利用して人気チューユーバーになる事を目論んだり、群れから追放された身の上話を聞いた時は、昨今のライトノベルでお馴染みの追放系と重ねていた

ちなみに三平の名付け親でもあり、理由は「河童なんだし「三平」でいいだろ」との事。


  • 河野虎子(かわの ここ)

耕平の母親。息子の事を「コウちゃん」と呼び、溺愛している。その反面夫には厳しく、調子に乗った彼に暴力的な突っ込みを入れる事もある。若い頃は元ヤンだったらしい。


用語

  • 陰陽師

本作においては国家権力とも繋がりを持ち、現行法では裁けない「妖怪」による事件の調査・処理を一任されている。


  • 専属妖怪

ガランドの子供達の護衛を務めている妖怪達の総称。彼等には日本の陰陽師にガランドが命じて体に刻ませた『呪紋』が存在し、契約を結んでいる主人が死ぬと、呪紋の効力でリンクしている専属妖怪ももれなく死ぬという仕組みになっている。


関連タグ

週刊少年サンデー


ダークファンタジー 妖怪

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