概要
型番及びゲーム上の正式名称は「AH12 HC HELICOPTER」。
フロム・ソフトウェアのロボットACTゲーム『ARMORED CORE VI』のチュートリアルを締めくくる最初のボス。
惑星封鎖機構が保有する巨大ヘリコプターで、解放戦線にはSG(サブジェクトガード)とも呼称されている。
ルビコン3への密航を果たしたC4-621が身分証となる(他人の)傭兵ライセンスを見つけた直後に飛来し襲いかかるってくる。
「装備やスキルが揃っていない状態で戦う最初のボスのほうがラスボスより強い」というのはよくある話だが、人によっては『ACVI』最初にして最強のボスとして記憶されるかも知れない。
外観
上部左右に並んだプロペラと、下部の連装ミサイルランチャーが特徴。
コクピット部分の割合やACとのサイズ比を考慮すると、
前作シリーズに登場したFF21C STORKと比べてもかなり大柄に見える。
ゲーム上の性能
フロム「ソウルズボーンに近づけるということはしていない(キリッ」
完全に拡散の尖兵ポジションであり、それよりも有情だがその分キッチリちゃんと勝たねばならない。
装甲が厚く、右腕のマシンガンやミサイルではほとんどダメージを与えられない。ブレードでの攻撃はかなり有効なものの、相手は空を飛んでいる為に当てるにはコツがいる。
逆にこちらの機動性と火力はそれまでの有象無象とは別物であり、弾幕、ミサイルを避けるために遮蔽物に隠れるといつの間にか回り込まれて一方的に撃たれる。過去作をやり込んでおらず操作に不慣れな新米傭兵達はろくに敵ライフを減らす事も出来ずに爆散し、近づいてブレード一発、遠くからマシンガン数発、といった簡単な操作だけで進行できていたところで、アーマードコアシリーズがどんなゲームなのか分わからせてきた。
スタッガーの重要性
しかし、ちゃんと今作の肝であるスタッガー(よろめき状態)をうまく使えば割とあっさり倒せる。本作における戦い方を弾丸と共に叩き込んでくる道場主なのだ。
…が、この時点ではスタッガーに対するチュートリアルが済んでいない。
常に宙に浮いているのでダッシュで近寄っただけでは左腕のブレードをろくに当てることはできない。大型の敵に密着する立ち回り、空中でのブレードの当て方も同時に弾丸とともに叩き込まれることになり、操作もおぼつかない新人プレイヤーたちを蹂躙するばかりか、果ては「MTとキャッキャウフフするミッションでしょwww」「セオリー通り様子を見よう」と手慣れた様子の歴戦の傭兵たち…いわば油断した上級者をこそ次々と沈めてきた初見殺しでもある。常にブースト移動を心掛けながら、ガトリングガンをクイックブースト、ミサイルをジャンプで躱すようにして攻撃し続け、隙を見てジャンプからのアサルトブーストで近づき、コックピット部分にブレードを当てる事で高確率でスタッガーを起こせるようになるので、慣れるまで練習しよう。
アセンブル禁止
そして何よりチュートリアルゆえ初期機体での戦闘を強制されるという、上級者ほど恐ろしい特徴を備えている。
このため、“機動性ガン無視のガチタン”だの“生半可な上級者が使っても一方的に溶かされる軽二ブレオン”だので無双するドミナント共の一部ですらキワモノ機体に機能を最適化した代償に普通の機体の扱い方を忘れたことでヘリの前に膝を屈してしまっている。
反響
アナウンスメントトレーラーの段階でも編隊を組んで爆撃する様子が映っていたが、発売日である2023年8月25日、X(Twitter)のトレンドに「#アーマードコア6」と共に多数のワードが載った。
- チュートリアルのヘリ
- 最初のヘリ
- ブレード
更には「ルビコン惑星封鎖機構のヘリコプター」を略した「ルビコプター」なんてあだ名も早々付けられた。