伊藤将司
いとうまさし
概要
伊藤将司とは、プロ野球・阪神タイガースに所属する投手である。
| 氏名 | 伊藤将司 |
|---|---|
| 生年月日 | 1996年5月8日 |
| 投打 | 左投左打 |
| 出身地 | 千葉県山武郡横芝光町 |
| 身長体重 | 178㎝85㎏ |
| 経歴 | 横浜高校-国際武道大学-JR東日本-阪神タイガース(2020年ドラフト2位) |
| 背番号 | 27(2021年~) |
球の出所が見えない独特なフォームから、低めにコントロールされた最速146㎞の速球にツーシーム、カーブ、スライダー、チェンジアップ、フォークなど多彩な変化球を投げる技巧派。
ゲームメイクに長けている。
このフォームの原型は横浜高校時代、成瀬善久を育て上げた、当時の渡辺元智監督に指導されてのもの。その後、球の速度等を追求するに従い、奇しくも先輩である成瀬と同じフォームの変遷をたどっていった。余談ながら渡辺監督の孫の渡邊佳明は高校の同期生。
新人の年から老練で落ち着いたピッチングスタイルとは裏腹に、2年目のシーズンでグラブに（単に面白かったからという理由で）島田珠代のギャグ「PANTY TEXX」を刺繍する等、性格は明るいを通り越してなかなかの変人。
かと思えばファッションにも一家言あり、あるテレビ番組の対談では、同期の佐藤輝明には「なんで（伊達）眼鏡かけないの？」とその工夫のないチームメイトにツッコミを入れたことも。（これに対し、佐藤は「目が悪くないからです」と返した）
名前はジャンボ尾崎こと尾崎将司から取られたもの。自身もゴルフが趣味でベストスコア80とかなりの実力者。2023年シーズンから監督に復帰した岡田彰布にも同じ趣味であったことから気に入られて試合中にもゴルフ用語が飛び交う程の関係となっている。
2020年秋のドラフト会議では4球団から1位に指名された近畿大学・佐藤輝明内野手に次いで2位に指名される。同期に6位指名された三菱自動車岡崎の中野拓夢内野手、7位指名された上田西高等学校の髙寺望夢らがいる。
2021年シーズンは新人ながら佐藤輝明内野手（右翼手としての出場が多かったが、登録は内野手）、中野拓夢内野手、石井大智投手(高知ファイティングドッグス、8位)と一軍ベンチ入り、伊藤は先発ローテーションの一角を任されることとなった。
2021年4月7日、対読売ジャイアンツ戦でプロ初勝利、4月24日、対横浜DeNAベイスターズ戦でプロ初完投を成し遂げた。
その後は貴重なサウスポー先発としてローテーションに定着。2桁勝利を達成した10月には10月度月間MVPにも選ばれた。(なお、同じくDeNAベイスターズ新人の牧秀悟も、安打を量産し月間MVPに選ばれており、ルーキー二人で月間MVPに選ばれたことになる)
このような活躍にもかかわらず、2021年は他球団含め新人が豊作だったこともあり、新人王こそ譲ったものの（普通の年なら）新人王を取ってもおかしくないほどの活躍だったことから、同球団の佐藤輝明、中野拓夢、ヤクルトの奧川恭伸、横浜の牧秀悟らと共に新人特別賞を受賞した。
