概要
スチュワーデス(stewardess)とは、かつて「女子の客室乗務員」を意味した呼称である。略称は「スッチー」。
現在は「客室乗務員」、「キャビンアテンダント(CA)」、「キャビンクルー」、「フライトアテンダント(アテンダント)」、と呼称されている。
男子の客室乗務員を「スチュワード」と呼んだため、この女子形として広く用いられていた。しかしながら時代の変遷により、性差別用語として是非が世界的に問われ用いられなくなった。
1987年まではANAも用いていたのだが、国際線進出と男女子雇用機会均等法施行に合わせて「客室乗務員」に変更となった。
以降使われていないため、平成以降の若年層はまったく知らない呼称である。このため現在は死語に近い。
昭和時代の『スチュワーデス物語』などのTVドラマも人気を博し、かつては女子が憧れる職業の上位に羅列される物の常連であり、男子にとっても特に制服込みでロマンの具現の一つであった。pixivでは性的なサービス(奉仕)に励むスチュワーデスのイラストが多数投稿されている。
「スチュワーデス」のほかに「看護婦」や「婦人警官(婦警)」という呼称に古き良き時代の一種の言霊を感じる男子は未だに多いと思われるが、差別問題とかは置いておいて、この呼称を使うと年寄り扱いはまず免れない。
(ちなみに世界初の女性客室乗務員は看護師から採用された。)