黙れば天才、喋ると変態、歩く姿は露出狂
だまればてんさいしゃべるとへんたいあるくすがたはろしゅつきょう
要約
黙れば天才
彼女は補習授業部トップどころかトリニティ総合学園でもトップクラスの天才である。
彼女自身の抱える、とある事情により現在は成績が低く補習授業部に強制入部させられているものの、その能力は隠されているだけで全く衰えていない。
公式紹介でも「一見するとお淑やかで気品のあるお嬢さん」と書かれている通り、黙っていれば美人で極めて博識、プロポーションも抜群と文句なしなのだが…
喋ると変態
彼女が一度口を開けば、性的な言葉が止まらない問題児っぷりを発揮する。あまりにも堂々と補習授業部の面々にセクハラを繰り返し、トラブルメーカーとなっている。
一方である種の孤独を抱える白洲アズサに良い影響(?)を及ぼしているともいえるのかもしれない。
歩く姿は露出狂
極めつけは、その露出癖である。水着姿で校内を平気な顔して歩き回る。
いくらプロポーションが良くとも、大安売りどころか押し売りまでされたらドン引きである。
その押し売りっぷりは、絆エピソードで角楯カリンに嬉々として踏んでもらうことを提案するほどの変態と言える先生が、ドン引きするほどである。
pixivではほぼ下2つを指しているイラストにタグが付けられている。
その変態所業の数々
レアリティとメモリアルロビー
彼女のエロの押し売りっぷりは、レアリティおよびメモリアルロビーにも表れている。
レアリティが★2と、ガチャを回せば(嫌でも)気付いたら手持ちに入り込んでいる。
さらに、本来生徒との絆を深めることで貰えるはずのメモリアルロビーだが、彼女はなんと絆ランク2で押し付けてくる(同条件でメモロビが開放されるのは他に先生に正妻ムーブかます会計担当や先生大好きヤンデレテロリストくらいである。最近になってジャージのチャックが閉められない副委員長が出てきたが)。
スキル(意味深)
各種スキル名も同様であり、
水晶埴輪
意外にも(?)スキル強化に水晶埴輪は要求されないのだが、バレンタインストーリーにて埴輪型のチョコレートを先生に渡すという形で期待に答えてしまった(同時に運営はこの埴輪の形状を卑猥さを連想させる物とみていることも明らかになった)。
果ては水着版で水晶埴輪の形のフロートを持ち歩き、スキル発動のたびに小さな水晶埴輪を落とす(しかもぐにゃぐにゃと動く)。決して深い意味はない。
愛読書
愛読書は彼女自身の元ネタにも通じる「カーマスートラ」。
イベント「どたばたシスターと古書館の魔術師」では、先生が預かっていたその本を、壊れた経典が直るまでの誤魔化しとして咄嗟に提供してしまう。
あと一歩遅ければ、危うくサクラコが気づかぬまま本番の式典に持ち出し音読してしまう所だった。
この一件が後に今度はハナコの水着版が登場する「隠されし遺産を求めて~トリニティの課外活動~」でハナコ達が出かけるきっかけになったのだが。
晄輪大祭
「晄輪大祭」ではトリニティ代表で選手宣誓を行った…が、こともあろうに生放送で堂々と放送禁止ワードを頻発する暴挙をやらかし、会場中を騒然とさせ、本人もつまみ出された。
※画像はイメージ……で済んでくれればよかったのに。
その後の「仮装レース」では競泳水着を着て出走するも周りからの視線に性的興奮を覚え、じっくり自分の水着姿を見てもらえるようゆっくりレーンを歩くといういかにもハナコらしい理由で最下位になった。
その後、何故か「大玉転がし」「玉入れ」「お玉レース」など特定の競技で大活躍した事が語られている。
ちなみに「玉入れ」にはコハルも出場予定だったが、このような有様を察知したのか出場拒否している。
真面目な考察として
※2023年実装シナリオと浦和ハナコ・エデン条約編等に関するネタバレを前提とします
実装順に一通りシナリオを読むことで、
「ハナコが対外的に行ってきた数々の変態行為には、トリニティの校風・気風に対する反逆行為としての強固な意志が多分に含まれている」
という重要な事実が浮かび上がる。(あるいはハナコ自身の口から少しずつ吐露されてゆく)
ハナコの代名詞である露出行為
少なくともきっかけはハナコ(の高い能力)をめぐって勧誘合戦を仕掛ける学内の各勢力から政治的に逃れるための半ば自暴自棄を伴う手段に過ぎなかった。
エデン条約編
ハナコがあらゆる意味で大活躍するエデン条約編前半においても、事態が切迫した局面においてはその才を隠すことなく、真面目な態度で問題解決のために人一倍尽力してゆく。
晄輪大祭における暴挙
エデン条約編を経た上で得た全主要校を聞き手とする演説の機会にあって、「対外的なトリニティのイメージ(上品でお高く止まった嫌味なお嬢様学校)」あるいは「有力校が持ち回りで開催する晄輪大祭それ自体に伴う政治的権威」を最大効率で破壊するための一貫した振る舞いとして捉えることができる。
最終編
キヴォトス全土が一刻を争う事態に見舞われた最終編においては、その渦中にあって終始一貫対立する他校の参謀達を穏やかに諭し、豊富な知識を持った緩衝材として積極的に気を配り続ける。
全力を出さざるを得ないシリアスな場面であるほど、「大人」に近い視野を有した(より寄り添った表現をすれば「幸か不幸か有してしまった」)優等生としての側面に光が当たるのである。
2023年夏イベント
一連の大事件が暫定的に解決を見たのち描かれた2023年夏イベントでは、「一時的に既存の政治的しがらみから解放された一人の生徒」として夏を楽しむ水着姿を披露する。
当該イベントおよび絆ストーリー内では変態的言動が普段より大幅に鳴りを潜めている。普段通りの様子も描かれないわけではないが、そのほとんどはそれなりに気心の知れた周囲の友人の期待に応じる形で行う受動的なリアクション、いわばサービス精神の一貫として成される行為である。
そして絆ストーリー終盤で描かれる「先生」と一対一での対話においては、これまでの心情・これからの話について本人の口から真剣なトーンで語られる。ハナコに関する既存描写全てを総括した答え合わせに近いシーンであり、人物像を正確に理解する上で欠かせない会話となっている。
作中描写を総合的に踏まえたハナコの総評としては、空気を読める変態、あるいは空気を読め過ぎてしまうがゆえに心労で摩耗し追い詰められていた変態と評価されるべきであろう。
痴態の裏へ巧妙に隠された本音を注意深く読み解き繋ぎ合わせる事で、浦和ハナコという生徒の目へ真に映る世界を垣間見ることができるかもしれない。