概要
オンラインゲーム、特にMMOにて「他のプレイヤーキャラに一方的に戦いを挑んで殺す」プレイヤー。
お互い合意の上で戦う「PvP(Player vs Player)」とは区別されている。
格下しか狙わない場合も少なくない=新規参入の障害=過疎化の原因として大抵は嫌われているが、全面的、あるいは部分的にPKを容認しているオンラインゲームも存在はしている。
とはいえ前者はともかく後者はなどチーム制PvPの延長線上といえなくもない。
作品によっては、治安の悪い世界などを構築するためにシステムとして導入しているケースも。その場合「犯罪者として立ち回る自由もあるスリリングなゲーム」という認識を肝に銘じる必要があり、PK自体が堂々とルール内に鎮座しているため、立派なゲーム性の一つということになる。
問題点
名声値や悪評値などのシステムで、ペナルティをつけつつもPKシステムを残している作品もあるが、所詮はゲームなので、ほとぼりが冷めるまで別のゲームを遊んでいたり、複垢(複数アカウント)が可能な事から同じゲームでも別のキャラで遊んでいたり、仕舞には悪評値が上がったPKキャラを別のキャラで殺して名声値を得ると言うマッチポンプをされたり等、無意味となるばあいも少なくない。
PKK
プレイヤーキラー・キラー。PKのみを標的とするPKのこと。
PKに対する抑止力であることは間違いないのだが、言うなれば正義の味方というよりも悪の敵、クライムファイターであることも少なくなく、場合によっては「PK相手ならペナルティがつかない」と言うだけでPKKをやっている場合もあり必ずしも有益とは限らない。
所詮はゲームなので、「別のプレイヤーを殺す」ことに慣れたPKKがPKに鞍替えするハードルは通常のプレイヤーよりも遥かに低い。
MPK
モンスター・プレイヤーキル。PK、PKKと完全な有害迷惑プレイヤー。
大量のモンスターを他のプレイヤーのもとに誘導(トレイン)した上で自身は何らかの方法でモンスターの標的の対象から外れ、結果として他のプレイヤーを殺害する方法、またはプレイヤー。
PKが明確に禁止されている作品でもシステムの穴をくくぐって実行できてしまうため、MPKの防止は運営や開発者の手腕が問われる。
一方で逃走中、または強行突破中プレイヤーが意図せずして行ってしまう場合もある。
非同期オンラインゲームにおけるPK
これも実質はPvPの延長に近い。
ハードコア死にゲーであるソウルシリーズの闇霊(黒ファントム)が代表例。
こちらは生身のプレイヤー(肉入り)だけでなく、アップロードされたプレイヤーデータをNPCの刺客として他のプレイヤーに送り込むといったパターンもある。
PKをモデルにした作品、キャラクターの一例
作品 | キャラクター | 分類 |
---|---|---|
.hack//G.U. | ハセヲ | PKK |
ソードアート・オンライン | ラフィン・コフィン | PK |
ダンまち | タケミカヅチ・ファミリア | MPK |
関連イラスト
関連タグ
スワッティング:リアルダイレクトアタック版MPK。ただしモンスターはリアルGMことポリスメン。PKされた側は最悪リアルで死ぬし、成否に関わらず仕掛けた側は御用となる。つまり正真正銘の犯罪。