利用の流れは公式の案内を参照してください。
概要
2020年9月末に追加されたpixivの機能である。
国内ではSkeb、海外ではDeviantArt等が提供しているコミッションをpixivサービス上で実現するもので、ファンはリクエストを募集しているクリエイターに対して有償でpixivに投稿可能な作品の制作を依頼することができる。
支払い方法は主にVISA・Mastercard。Paypalを経由した支払いではR-18やR-18Gのリクエストに使用できない。
ファンがタグを指定でき、重複タグや不要タグを避けやすい。だからといってファンの一存というわけではなく、クリエイターがタグ欄を自由にできるのは変わらない。多くは指定されたタグのまま納品されるが、クリエイターがタグを入れ替えていることも極わずかに発生する。
ちなみに自分が依頼するクリエイターにブロックされていると、リクエスト内容の文章や作品タグ、チェックボックス等に不備がなくても『確認する』ボタンを押しても次に進めなくなるので要注意。
相乗り
機能・内容・利用法は先行のSkebとほぼ同等のものとなっているが、相乗りという特殊なシステムを採用している。
リクエスト機能ではクリエイターがあるファンからのリクエストを制作している状態を公開することが可能で、その制作に共感した別のファンがそのリクエストに相乗りし制作にファンとして参加することで、クリエイターは1人のファンのリクエスト金額だけでなく、相乗り分の金額も合わせて1つのリクエストで得ることができるというものである。
実際に相乗りされたリクエストや、相乗り用のプランを設定している人もいるが、一般的なコミッションと同様に「一人だけが依頼する」というかたちに終わっているものがほとんど。これはプラン内容や進行中のリクエストを対象とした検索機能が実装されていないのが原因。
一応、フォローユーザーからそれを絞り込める機能はあるにしろ、範囲が狭いことには変わりない。
ギフトファイル
クライアントから依頼された作品とは別口で作品を納品できる機能。
クリエイター側が任意で使用する事ができ、一つの依頼につき1つのファイルを納品できる。
そのため有償依頼された作品の差分や、小説形式の作品ならおまけ(後日談)エピソードを納品するのに主に使用されている。
小説形式ならともかく、イラスト形式だと1枚しか納品できないのが欠点だが、実は
- pdfファイルを指定する
- 複数のデータを入れたフォルダを圧縮フォルダを指定する
等の裏技でその欠点も克服できる。
ピクシブ百科事典との関係
完成されたイラストは確実にpixivに登録されるため、ピクシブ百科事典内にある記事のメイン画像や作品例(関連イラスト)と相性が良い。無論、R-18には当てはまらない。
しかし、たいがいの編集者はコミッションしない傾向にある。
- メイン画像のどこにいるキャラクターなのか注釈つければOK
- 一番ブックマークされてる(≒多く閲覧数されている)やつ
- 『汎用メイン画像まとめ』の記事からテキトーに見繕えばいい
などと大雑把に考えていたり、そもそもメイン画像には興味ない・拘らないという人が少なくない。
また、フリー百科事典というシステムに甘えて推敲を投げ出す連中も無視できない。彼らがメイン画像の依頼すらも他力本願で、自分が有償依頼するのを嫌がる(いわゆるケチ)気質を持ち合わせていても全くおかしくないのである。
そのためメイン画像向けのイラストが依頼・納品されるケースはごく僅かで、pixivリクエストによってメイン画像が「作品募集中」のままの記事が減少している……とはなっていないのが悲しい現状である。
機能追加・仕様変更
- 2021年9月30日:1周年。プランを4つまで作成できるようになる。
- 2021年11月25日:相乗りメッセージ追加
- 2022年6月29日:「フォローユーザー」ページ限定で検索機能実装
- 2022年12月22日:AI生成作品が投稿されるかどうかが確認できるようになる。
- 2023年4月27日:プロフィールのピックアップ機能に「リクエストプラン」が追加
- 2023年5月12日:AI生成作品へのリクエストでの扱いを変更
関連リンク
pixivision
関連タグ
Skeb:いわゆる同業者に相当するサイト。