概要
インフレバトルとは、少年ジャンプ黄金期にキン肉マンや北斗の拳等のバトル漫画で使っていた技法である。
主なパターン
少年ジャンプ黄金期には、当初は全然違う内容の作品がいつの間にか集団で敵と戦う抗争モノに変化する事が良くあり、一つの敵を倒したらまた更に強い新たな敵が現れると言ったパターンが繰り返される事が多かった。(それを逆用してワザと作品を破綻させた作品も偶に見受けられた)
主なインフレバトルの作品(どんどん加筆をお願いします)
キン肉マン・元祖にして原点
インフレバトルの功罪
功
- 安定した売上を維持する事と、読者を釘付けにする事に成功した
罪
- 編集部の作品や作者への干渉が増え、作家の自主性を殺いでしまった
- この事が後年、幽遊ハンスト等作家のジャンプ離反が相次ぎ、一時期他誌に漫画家予備軍が流れたりシェアを奪われる事態を招いた
- それに伴う作品破壊(崩壊)のリスクが高くなった
- 似たり寄ったりの内容で読者の飽きを引き起こした
- 同じ事の繰り返しに作者も読者も飽きてしまう事が多くなった
- この事で作者の作家生命を左右する事態も多々あった
尤もこの件はジャンプも反省しており、「Toloveる」の様に、編集部側からインフレバトルの展開を断った例も出た。
反例
このインフレバトルの反例として、ONE_PIECEや名探偵コナンの様に最初に終点を設定して肉付けする技法もあり、この方法も人気が出ると引き伸ばされる事が多い為、一長一短と言える。
類例
ある意味この技法を応用(或いは悪用)した例は、主に東映アニメーションの美少女戦士セーラームーン、おジャ魔女どれみ(どれみシリーズは「バトル」では無く「課題」であるが)等の長期長寿アニメにも見られるが、デジモンアドベンチャーやプリキュアや他社の遊⭐︎戯⭐︎王・テレビ東京版の様にキャラが交替する作品になると手に負えなくなり、此方もインフレバトルに似た状況を引き起こしてる。