「ボクはマロン。王族揃いって聞いてたんだけど…キミたち、ボクらよりオーラないんじゃない?」
プロフィール
概要
一人称は「ボク」。金髪で、右目を前髪で隠している。
明るく無邪気な気分屋で、褒めてもらう事が大好きという子供っぽい性格。若いながらも優れた武勇を誇り、その自信から他人を見下す発言が多く見られる。
10章後のデスタン大教会にて初登場。ヴェイルや四狗と共に、撤退する神竜軍を追い詰める。
モーヴについては「褒めてくれないからキライ」だと言っているが、奇しくもストーリー上では二人のコンビがかなり多い。
敵ユニットとして
11章、14章、16章、17章、19章にて登場。
17章と19章では『若き獅子の指輪』を装備している。
クラスは斧を扱うジェネラルで、ステータスも典型的な重装兵といったところ。しかし「特効耐性」という敵専用スキルを持つ為、重装特効武器でのダメージは減少させられる。
何故かマロンは風の大斧を手にしていることが多い。この武器は魔力計算で命中率も悪く、魔力も技も高くない彼女にとっては適さない武器なのである。遠距離攻撃にも対応する事ができない。トマホークでも持ってくればいいのに……。
ロイのシンクロスキル「踏ん張り」で攻撃を耐えまくるが、マロンの攻撃が自軍のユニットに当たることはほぼ無いと言っていいだろう。それ故に、攻略上はあまり厄介でない。
一応風の大斧は飛行特効持ちなので、飛行ユニットと対峙させる時は気を付けよう(その攻撃を食らう可能性は低いが)。
ストーリーでの動向
「自信家」「褒めてもらうのが好き」という性格が最もよく表れるのは、19章。
この章では、なんと勝手に紋章士の指輪を持ち出して、神竜軍に勝負を仕掛ける。
これは、四狗である自分たちは特権階級なので勝手な行動もお咎めなし、という思い込みと、
神竜軍から紋章士の指輪を奪って褒めてもらいたいという気持ちによるもの。
しかし神竜軍は彼女の予想以上に強く、敗北したうえ持ち出した指輪も奪われてしまう。
主人公に見逃してもらったことでなんとかイルシオン城に帰還したものの……
〈〈この先、21章以降のネタバレ注意!!〉〉
いかに四狗といえども、紋章士の指輪を奪われるという失態はやはり大きかった。
セピアにもモーヴともども見捨てられ、邪竜軍のリトス行きの際に置き去りにされてしまう。
モーヴの計らいにより、渋々ながらも神竜軍の同乗を認めて、船でリトスへ向かうことに。
その道中でヴェイルに関する事実を知り、ヴェイルをかわいそうに思うようになる。
そこではマロンの過去も語られ、女に産まれたマロンはいらないという理由で親の手伝いをたくさんしても褒めてもらえず、初めて連れて行ってくれた散歩を彼女を捨てるための場所を探しているというものだった。
リトスに着き、セピアたちの側に戻ってもその感情が消えることはなく、マロンは本来の
ヴェイルの人格を封じている魔法具の破壊を試みる。しかし、少しヒビが入った程度で失敗。
裏切りの咎で、家族のように慕っていたセピアの剣に体を貫かれ、マロンはその命を散らした。
マロンの死はモーヴの離反を決定的なものとし、さらにマロンが魔法具につけたヒビのおかげで
ヴェイルは魔法具の破壊に成功し、本来の人格を取り戻すことになる。
彼女自身にできたことは少なかったが、本作のストーリー、特にモーヴとヴェイルの2人の未来を
大きく変えるきっかけとなったのだ。
これより後の章でのモーヴのセリフには、しばしば彼女の名が登場する。
尚、エンディング後のスタッフロール中の絵の1つに、母らしき女性と仲良く歩くマロンそっくりな雰囲気の少女の後ろ姿が…
余談
名前の由来は「marron(赤みがかった栗色)」と思われる。
関連タグ
メリン…本作のもうひとりのボクっ娘。こちらはかっこいい系。