ザフトの初代制式主力機にしてC.E.世界初の汎用量産型MSで、プロトジンの正式量産型。型式番号はZGMF-1017。
その機動性と汎用性から、C.E.70年当時の地球連合軍の主力MAメビウスとの戦力比は1:3とされ、物量で圧倒的に劣るプラントと地球連合軍との戦局を対等までに持ち込んだのはMSの存在が大きいとされる。実際、劇中でもメビウスやミストラルを相手に圧倒的な戦い振りを見せている。
大戦末期にはビーム兵装を中心としたゲイツが新主力機として開発されたため急速に旧式化が進んでいったが、ジンハイマニューバといった近代化改修を施した機体を生産するや、ビーム兵器を持たせるなどの延命策が実行され、最新鋭機に匹敵する戦略兵器へと急変した機体も存在したが、制式な量産ないし計画には至らなかった。
武装
重斬刀
古代から中世期の騎士が持った歩兵剣をMSサイズにした斬撃兵器。メビウスのみならずストライクダガーの装甲をもたやすく両断する。対ビームサーベルには無力に等しいが、切り開いたり、楔のように打ち込むなどの実剣にしか出来ない利用法もあり、ストライクのアーマーシュナイダー採用にも影響を与えた。
76mm重突撃機銃
艦載用小口径砲クラスの口径を持つアサルトライフル。セミオート(精密射撃)とフルオート(連射)を使い分けられる
キャットゥス 500mm無反動砲
艦船や施設といった大型目標の破壊に適した携行火砲。主兵装がビーム系火器へと移った後年のSEED DESTINYでも健在で、逆にそれらが無力化する水中戦で魚雷代わりに使われたり、オペレーション・ラグナロクではグフイグナイテッド、メサイア攻防戦では2門所持するザクファントムの姿なども見られ、外伝小説ではザクウォーリアが腰部背面にマウントして運用する例もあった。
キャニス 短距離誘導弾発射筒
拠点攻撃用重爆撃戦装備、通称「D(DESTRUC-TION、破壊)装備」に分類されるミサイルランチャー。大小2×2発を備えた発射器を片手で保持して扱う。
パルデュス 3連装短距離誘導弾発射筒
ジンの脚部外側にある円形状ハードポイントに装着される3連装ミサイルポッド。D装備に分類されるためキャニス短距離誘導弾発射筒との併用機がほとんど。
バルルス改 特火重粒子砲
D装備に分類されるザフト側の初期ビーム火器。対ビームコーティングを施したシールド類で充分防げる程度の威力であり、汎用性の面でも大幅に劣る。
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