概要
腹黒の記事を見ればお分かり頂けると思うが、それの企業版である。
ここでは、主にゲームやアニメ等に登場する架空の企業を挙げていく。
表向きは健全な理念を掲げた企業を装っているが、その裏では経済や戦争などに関与、倫理を無視した実験や兵器開発、それらをコントロールする事で暴利を貪り、利益追求の為であれば非合法な手段や人道を外れた行為に手を染める事すら躊躇しない、資本主義の負の側面を具現化させたような描写が多い。
かと思えば、「表も裏もなく従業員にきちんと飯食わせている至極真っ当な企業だが、上層部(主に社長や会長)が私的な裏の顔を持っている」というケースも存在しており、状況を複雑化させてくれる。
また、何かしらに傭兵等の私兵を保有していたり国との繋がりがあったり、情報操作による証拠の隠蔽が容易に行えるといった大きな特権を持っていることも多い。
主人公らが倒すべき存在・敵対関係として描かれる場合も少なくないが、一方で内ゲバによる自滅や事実が公表されたことによって株価が暴落して会社が倒産したり、第三勢力に介入されるパターンも多く、直接手を下せる機会はそれほどない。
特に「生物兵器作って売り込もう」なんてのは死亡フラグの定番であり、十中八九ソレの暴走で社会的・物理的に重大なダメージを被る羽目に。
ただし、そこの残党が残った莫大な財産を使ってまた極悪な実験をしたりとやりようによっては無限に話を膨らませることができるため、シリーズもの創作の悪役としてかなり便利な存在でもある。
また、少なくはあるが、それで上層部全員が何らかの形で拘束され真っ当な企業に更生する場合もある。
昨今ではニンジャスレイヤーシリーズによって有名となった「暗黒メガコーポ」を創作上の腹黒企業を表すスラングとして用いる場合も増えている。