アメリカ合衆国によって開発されたステルス攻撃機。
ナイトホーク(Nighthawk)の愛称で知られている。
概要
世界初の実用的なステルス機として1981年に初飛行を行った米空軍の攻撃機。
レーダーによる探知を極力抑えるため、平面で構成された独特なフォルムをしている。
また、非金属素材を使い、レーダー波を吸収する特殊な塗料が使われ、兵装はウェポンベイ内に格納できるようになっている。
空気力学的に不安定な形状だが、当機はフライバイワイヤによってそれを克服している。
戦闘機を表すFナンバーでありながらステルス性を優先したため空戦能力は低く、実際は攻撃機に分類されている・・・が、
パイロットの腕次第では克服できなくもない。かもしれない
とはいえ、実機は固定機銃は持たず、ガンポッドとして搭載することもできず、空対空ミサイルの運用能力を持たない(試験が行われていた時はサイドワインダーの運用能力を持っていたが、後の機体はランチャーそのものが排除されていた)為に空戦能力は皆無となっている。
Fナンバーをつけるに至った経緯にはいくつかの説があるが、空戦能力を持った機体として作られてはいないのは確かである。
いろいろ
レーザー誘導爆弾とともに、湾岸戦争で一躍有名となった。
黒く、航空機離れしたスタイルは「流行り」となり、
トヨタのWillVSなどにも影響が見られる。
しかし、このスタイルは湾岸戦争当時でも既に旧式化していた。
当時開発中だったF-22などはずっと航空機らしいスタイルとなっている。
これはレーダー反射断面積(RCS)の計算のため、平面で繋げたスタイルとしたためだ。
F-117はいわば「飛ぶだけで精一杯」なのに対し、
F-22では格闘戦まで可能になったのは世代の差と言える。
(空力の研究が進み、ステルス性との両立が出来るようになった)
兵装はGBU-24などの1t級爆弾を2発のみ。
爆弾倉は中央から分割されているため、GBU-15のような大型の兵器を搭載できない。
真っ黒なカラーリングが有名だが、実はこの色、昼間はもちろん夜間迷彩効果も低い。一般的な戦闘機のような「灰色」が昼夜両方において最も適した色なのだが、軍上層部の要請により真っ黒に染め上げられた。(上層部が厨二だった説と技術・機密的問題説がある)
まさかエスコン6のアイマスコラボ機の方が実用的な色だとは・・・