1970年頃から本格的に広まったと言われ、改造バイクや特攻服などの
特徴的なスタイルで徒党を組み、夜間等に暴走行為を行い社会問題化した。
女性の暴走族は「レディース」とも呼ばれる。
主に道路交通法の共同危険行為として罰せられる、違法行為である。
現実の暴走族
かつては特攻服を着て、改造バイクなどに乗り独特のセンスの
漢字の当て字(「夜露死苦」など)を使ったりといったスタイルがおなじみであったが、
段々こうしたオールドタイプの暴走族は減っている。
上下関係などが厳しく、またヤクザなどが「ケツもち」としてつき
上納金を納めさせられている場合もある。
こうした体質は現代っ子には「ダサイ」と受け止められる事が多くなり新入者が減り
数は急激に減っているが、まだ地方には昔ながらの暴走族が残っている場合もある。
これらのことから高年齢化が急速に進んでおり、かつては18歳前後で引退したものが
最近では20歳過ぎ、ひどいと40代すぎで逮捕されるものさえいる。
また、都市部近辺だとかつての暴走族が代を重ねてバイクに乗らなくなり
喧嘩中心のギャングや経済ヤクザまがいの行為にシフトするなどある意味悪質化もしている。
北海道など冬に路面凍結して走れない区域では、徒党を組んで大声を出し練り歩く
「徒歩暴走族」(走らないのでこのネーミングはちょっと変なのだが)なるものもおり、またバイクに乗れない中学生による「自転車暴走族」も存在した。
フィクションの暴走族
一時期は漫画の題材としてもよく扱われたが、上記のような社会情勢の変化もありかなり作品数は減っている。