概要
漫画雑誌『週刊ヤングマガジン』(講談社)にて、2018年34号より連載開始。
映画化もされた『アイアムアヒーロー』の作者である花沢健吾による漫画作品。
テレビアニメが2023年10月から TBS、BS11にて放送予定。アニメーション制作は手塚プロダクション。
あらすじ
太平洋戦争後、GHQによって解体された忍者組織。
紛争やテロの時代になり消滅したかに見えたが、再び多くの忍者が日本国内の官民、あらゆる組織に潜伏し、暗躍していた。
その数は約20万人ともいわれ、忍者は今現在も日本に存在している。
しかし、末端の忍者によっては職にあぶれ、ニート同然の生活を送っている者もいた。その中の一人、雲隠九郎はある日、上からの指示で、最新鋭の装備と共にある高校への潜入の依頼を受けることとなった。
登場キャラクター
雲隠一族
本作の主人公で、引きこもりニート下忍(ノンキャリ)。ニンドルネーム「No.9」。
無精髭を生やした青年で、17歳を自称しているが実年齢24歳。常に裸足。
九郎の弟。「天(テン)」と呼ばれ、NIN最強の男とされる。学生時代は猿田や猫平をパシリに使っていた。
九郎の妹で雲隠一族唯一の女性。十二郎とはどちらが先に生まれたかで言い争う不仲な関係。
九郎の弟で眼鏡をかけている。十一とは上記の件で不仲で、自分の方が兄だと言い張る。
NINの忍者
下手くそなラップを言う長髪の男。名前は”奇跡”と書いて”ミラクル”と読む。卒業試験の際に九郎に落雷ポイントに誘い込まれ、落雷を受けてから耐電体質となる。
小説家の吉田昭和の担当編集者である金髪のくノ一。若い男の臭いが嫌いで、むしろ加齢臭を好む。
小津の弟子でNIN最高幹部七人衆トップ「多羅」の孫。ウェストポーチとクマのぬいぐるみを所持している。
普段は宅配便「志能便」の配達員として勤務している眼鏡をかけた中忍。
加藤の弟子で鈴木とは同級生だったくノ一。海外で忍務に従事していたが、加藤の指示で日本に帰国した。
元一等忍尉だが、忍務の為に下忍に降忍している。見た目は浮浪者のような太った斜視の中年男性だが、実は忍研が開発した摩利支天β版の装備を着たくノ一。
蜂谷の師匠で准忍尉。普段は練魔区役所の職員をしている。
日比奇跡の師匠で日比乱乱の上司であるスキンヘッドの中忍。
日比奇跡の妹で、分析官のような役割をしている。過去に鬼首に左目を潰されており非常に憎んでいる。
外商部に所属する上忍。アレクセイに師事を出していた男を鬼首と連携して殺害し、娘を取り返した。
- アレクセイ(CV:四宮豪(日本語)/マキシム・コレスニク(ロシア語))
国籍不明の外国人。乳児の娘を人質に捕られ、やむなく日本の忍者組織への潜伏を目論んでいたが、九郎に制圧された後、嶋田によって娘を取り返されたことでNINの一員となり嶋田の外商部隊に入った。
外商部隊のメンバーである黒人男性。
UNの忍者
瑛太の憧れの同級生の女子高生。見た目は可愛いが鼻くそを食べる癖がある。
抜け忍の下忍。NINから脱走してすぐにUNに捕まると、単独での講談高校襲撃を命じられ、嬉々としてそれを実行する。猫平とは親友だった。
その他
九郎のアパートに住む風俗嬢。物事を意に介さないズボラな呑兵衛。
九郎のアパートに住む中年男性。九郎の部屋と押し入れで繋がっており、勝手にビールや母からの仕送りのナスの漬物を食べられる。
人工知能搭載自立型バイク。扱いが難しく廃棄予定だったのを九郎が加藤より貰い受けた。
元下忍。『おっさんといっしょ』に出演させられ、辛うじて生き残るも忍研により脳を猫に移植されて現在に至る。時折人としての記憶を取り戻しては、すぐに猫としての理性に立ち返ってしまう。
コーポ村山に住む講談高校の不登校生徒。男子からいじめられていた上に、女子トイレを盗撮しようとしていた事がバレて女子からも嫌われている。
講談高校の女子生徒。以前はクラスでのカースト上位グループに居たが、現在は居場所を失っている。瑛太とは幼なじみ。
コーポ村山に住む小学生。義父から虐待を受けている。
コーポ村山に住む歴史小説家。