概要
紙や鉛筆、ノートやデジタル上のメモ帳などのゲームの結果を残すための記録媒体、
サイコロやトランプなどの判定するための道具とプレイヤーの想像力を用いて、
ルールブックに記載されたルールに従って遊ぶロールプレイングゲーム。
まだ日本での正式な名前が決まってないためか、ソロジャーナルやソロジャーナリング、
ソロジャーナルTRPGなど表記にバラツキがあり、一人用TRPGと称されることもある。
TRPG同様にソロジャーナルRPGも
何か特定のゲーム一つを指した言葉ではなく、ジャンルの名前である。
なので、決まったシステムなどは無く、
無料配布・有料販売されているシナリオから好きなシステムで選び、遊ぶのが基本。
ゲームの流れ
キャラクターの設定決めやキャラクターと関わるモノなどの設定決め
システム側で用意された表などを使い、展開などをサイコロ・トランプなどで決定してから書く。
(この『判定→書く』をシステムが提示した条件を達成するまで続ける)のが基本的な流れ。
ゲームの記録方法は決まったものは存在せず、
一人称視点でキャラクターが実際に記録に残したような内容でも良い。
文字だけで無く、絵や画像を添えても良いので自分の好きなように記録できる。
勿論、「文章を書くのが苦手だがプレイしてみたい!」という方でも、
AIのべりすとなどを使っても良いだろう。
多くのシステムには専用の表などが用意されていることがあり、
シチュエーションなど含め、先の展開をトランプ、サイコロなどで
決めてから記録していくので、小説などの描写の練習にも向いているのかもしれない。
また、この形式なのでネタバレなどを気にせずに楽しめるのも利点。
もし表の結果で設定したキャラクターと矛盾が発生しても、
TRPGと違い、サイコロやトランプでの判定結果には
「絶対ではなく、結果表から好きに選んで書いても良い」と表記されていることもあり、
なるべく楽しみながらジャーナルを長続き・完結させるのが一番だろう。
システム
さまざまなシステムがあり、システムごとに使用する道具や遊び方が大幅に変わる。
基本的には記録するものとトランプ、六面ダイスを使うことが多いが、
システムによってはTRPGで使うような十面ダイス、二十面ダイスなどを使うシステムもある。
また、中にはLARPの要素があったり、複数人でのプレイが可能のシステムなどもある。
世界観もシステムによって様々で、主にファンタジーや終末モノが比較的多く見受けられるが、
プレイヤーが自由に決めても良いというシステムも多々ある。
たくさんのシステムが有志の方々によりboothやTALTO、
海外ではitch,ioなどで無料配布、有料販売されている。
ソロジャーナルの森というソロジャーナル総合サイトも開設されてたりする。
また、ありがたいことにもpixivにもシステムが投稿されている。
pixivでは主にプレイログが投稿されており、様々なシステムのプレイログが閲覧できる。
pixiv内でのプレイログの閲覧はソロジャーナルタグの方が作品数は多いので、
そちらで検索することを推奨する。
関連動画
動画サイト、特にニコニコ動画ではVOICEROIDを筆頭とした
音声合成ソフトを用いたプレイ動画が多く投稿されている。
中には、自作システムの宣伝動画などもある。
上記動画内で紹介されているシステムは本動画概要欄にてリンクが貼ってあるので、
気になった方はぜひ確認してほしい。