シラウオ
しらうお
キュウリウオ目シラウオ科シラウオ属の魚
概要
大きさ10cmくらい。
サイズはともかく見た目はシラスさながらだが、これでも立派な成魚。なお生きている時は半透明だが死ぬと白くなるのでこの名前がある。
ちなみにこいつはキュウリウオ目に属し、系統的にはシシャモやワカサギの親戚。
シラスみたいな見た目だが、これは祖先のキュウリウオ科魚類が稚魚の姿のまま成魚になる幼形成熟(ネオテニー)という進化を果たした姿である。
名前も見た目もそっくりな「シロウオ」と「シラスウオ」はスズキ目ハゼ科で類縁関係は全く無い。
シロウオと同じく食用魚だが、スレに弱く、網で捕獲するとすぐに死んでしまう為、踊り食いはできない。
料理方法としては、煮干し、佃煮、酢の物、吸い物、卵とじ、天ぷら、炊き込みご飯、刺身、寿司などがあげられるが、刺身などの生食は横川吸虫や顎口虫などの寄生虫への感染リスクがあるので危険である。
形態
半透明で、体型は細長いくさび形。
シロウオと違い、口先が尖り、尾びれは二又に別れ、脂びれがある。
鱗はほとんどないが、オスは尻ビレが大きく、基底付近に尻鰭鱗がある。
遊泳時には、透明な体が光を反射して虹色に輝く。