概要
ワムシは、無脊椎動物輪形動物門に属する動物の一群。多細胞生物としては非常に小型で、顕微鏡を用いて容易に見ることができるため理科の教科書にもよく取り上げられている。
池や川といった淡水域から海水域、さらには土壌中にも生息するごくありふれた動物で、多く外見は透明なツボから尻尾が生えたようなもの。ツボはキチン質の硬い殻で、ヒルガタワムシなどもたない種類もいる。ツボの口部分は文字通り口となっており、口周りに生えた繊毛を動かすことでツボの中へ向かう水流に獲物を巻き込む。主に浮遊細菌や藻類を餌としており、取り込んだ獲物は小さいながらも非常に精巧なつくりとなっている咀嚼器(アゴ)で噛み砕く。
繁殖はメスだけで行うが、ミジンコなどと同じく環境が悪化するとオスを産み有性生殖を行う。
ワムシの種類
- カメノコウワムシ
- ツボワムシ
- ヒルガタワムシ
など