前後のストーリー
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帰ってきたひげ船長! | 今回 | 怪獣の恩返し |
日本の童話シリーズの一作であり「狐がくれた子」をモデルにしている。
フルタイトルは「日本名作民話シリーズ!運命の再会!ダンとアンヌ」
予告
地上のあらゆる物が宙に浮く!不思議な念力を持つ少年ウリー。
その影に寄り添う優しい微笑み
その時、モロボシ・ダンの目が光った
ウリーがママと呼ぶのは誰だ?
そして、ゲンの銃口の前に立ち塞がるダンは何故?
さぁ、みんなで見ようウルトラマンレオ!
あらすじ
ある日、トオルは神社の境内で友人の子どもたちと遊んでいた。すると、百子は赤い服を着た一人の少年がこちらを見ていることに気づく。百子は少年をトオルたちの仲間に入れ、一緒におしくらまんじゅうをして遊ばせるが、少年は唸り声を上げながら念力を発動。トオルたちを苦しめてしまう。
現場に急行したゲンとダン。ダンは逃走しようとする少年を追い、少年との念力勝負に勝って、少年を追い詰めた。すると、少年は和服を着た女性を「ママ」と呼び助けを求める。その女性はなんとダンがかつてウルトラ警備隊でともに戦い、悲しい別れをした友里アンヌにそっくりだった。
再会を喜ぶダンだったが、その女性は「私はアンヌじゃありません」と否定する。そして、念力を使う少年のことを「ウリー」と呼び、ウリーは女性のことを「ママ」と呼んだ。ウリーが宇宙人ということは、女性も宇宙人ということ。しかしそれが信じられないダンは翌日再び女性と対面する。
解説
ウルトラマンレオの中でも最も解釈が難しいエピソードである。
- 結局この女性はアンヌだったのか、よく似た別人だったのか?
- 仮にアンヌだとしたら何故宇宙人の母親になっているのか?そしてウリーの父親は誰なのか?
- なぜこの女性はこれほどまでにダンを拒むのか?
- なぜこの女性はダンと呼ばず、MACの隊長さん、隊長さんと呼ぶのか?
数多くの謎を残したまま物語は完結。結局本当の意味でダンとアンヌが再会を果たすのはULTRASEVENX最終回となる。
この話のベースになっている「狐がくれた子」という題名の童話は実は存在しない。平安時代に安倍晴明の両親となった人間の男と狐の女の話である『信太妻』と1971年に公開された勝新太郎主演の『狐のくれた赤ん坊』がモデルになっていると言う説がある。
関連項目
ウリンガ:このエピソードに登場する怪獣。