概要
CV:青木遥
本作の主人公。誕生日は2017年5月1日。
吹き出しで表現されるのは「フ!」「わぁ~……」「わァ…ァ…」などの2~3文字程度の短い単語のみで、具体的な言葉は話せない。
また、ハチワレ、うさぎ達とは問題なくコミュニケーションが取れていることから、読者にわかる形で言葉を発していない(吹き出しや書き文字で表現されない)だけで、実際には普通に話していると思われる。
むちゃうまシリーズのファンのようで、度々「むちゃうま○○」といったものを食べている。
「むちゃうマン」というヒーローのファンでもある。
くじ運が強く、むちゃうまヨーグルトの懸賞で当たった家に住んでいたり、すき焼きセットを当てたりしている。
アニメ版におけるプリン付属の応募シールの枚数から鑑みるに、普通にすき焼きを買った方が安く済みそうなのはご愛敬。
性格
臆病でシャイな性格をしており、掲載初期はうさぎにいじめられたりモンスターから脅されてすぐ泣いていた。
礼をする際にもお辞儀をする程度に留まっている。
自分が嫌な時は「イヤッ」や「ヤダッ」と明確に発音して拒否反応を示す。
普段は言葉を話す場面に乏しいが椎茸の軸を用いた軸汁を作ろうと提案するハチワレに「ジクジル…」と明確な単語を喋った事もある。
友達想いであり、自身の行動や目標の多くが「自分の力で友達を喜ばせたい」というゴール地点のために頑張っている場合が多い。
ハチワレやうさぎと共に行動するようになってからは、さまざまな経験を通して少しずつ成長している。
特に、心が折れそうになる時や目の前の誘惑に負けてしまいそうな時も、二人と行動した思い出や、二人(主にハチワレ)との会話から勇気を出すことが増えてきている。
歌やダンスが好きなようで、たまに「ヤヤ〜…ンパパ…ヒュパヒュパ…」と歌ったり、歌いながら踊っている。
能力(知力・身体能力など)
身体能力は標準的だが、討伐の時は臆病な性格が災いして度々涙目になりながらさすまたを振り回している。
「草むしり検定 5級」の合格に向けて勉強中であるが、ハチワレは一発合格を果たす一方でちいかわは何回も落ちているため勉強は苦手な模様(空想科学読本の作者柳田理科雄氏によると掲示板に出ている合格番号のみで分析したところ五級の合格率は約74.1%で現実世界における運転免許の筆記の本試験と同じくらいとの事)。
また最後に不合格となってから再び継続した本格的な受験勉強に手を付ける描写がされるまで、連載期間でカウントすれば約2年弱(正確には21年2月7日から22年11月29日
までの1年9ヶ月22日)もの時間が掛かってしまったり、且つ試験勉強中に夕食を摂った後であるにも拘わらず、バターのせ焼きおにぎりやケチャップライス等と言った夜食への食欲に負けて外出した所為で怪異に遭遇してしまい悪夢を見せられる羽目になる事も。
因みにスーパーアルバイターの資格を取得したシーサーには、試験対策用問題集をヨレや破れ等が生じる程にボロボロになるまで使い込んだと窺える描写が見られる一方で、ちいかわの所持する草検5級の問題集にはそう言った描写は見られない。
この事から、目的を達成させる為に必要な努力を行うにあたっての集中力に関して言えば些か欠けていると窺える。また、問題集を解く際に間違えた問題をすぐ消しゴムで修正しており、なぜ間違えたのかを考えていない正答だけを見ている不器用な勉強方法をしている節が見られる。
また島旅行に赴く動機も、普段は全くと言って良いほど集中が出来ていない資格の勉強を『旅行しながらなら出来る筈』などと言ったイメージを思い描いたからであり、控えめに見ても無謀としか形容し得ない高望みをしてしまう癖も窺える。結局島ではトラブルに巻き込まれた事もあってか勉強は全然できずに終わった。
主に怪異に対峙するに際しては咄嗟の機転は働くようで、何回か仲間のピンチを救っている。
だが、セイレーンの蔦に絡め取られそうになった際に島民の子たちから助けられたものの、その後2人が川に落ちて行方不明になった際にショックを受ける反応をしている。再会した時には二人の存命を確認できて安心したようで涙している。
更には一度まぐれで効いてしまった戦法を繰り返し用いようとした結果、セイレーンに完封されてしまう等のある種の一つ覚えによる失敗をやらかすも、その後は辛いカレーを食べさせて歌を封じるを仲間や島民たちに提唱しセイレーンにリベンジを果たした(しかし助っ人の島二郎が持っていた香辛料のキャロライナリーパーが無ければ、激辛カレーはほぼ効かなかったどころか島民もろとも全滅してた恐れもあった。結局は島二郎の功績とも言えてしまうが、用意した激辛カレーは標準的な体躯の生物が卒倒するには充分なシロモノだったのは描写されておりセイレーンがちいかわだけでなく仲間や島の面々の想像を超える辛味耐性持ちだったため相手が悪かったとも言える)。
また、自らが知ってしまったとある秘密を打ち明けようか迷った末に秘密を打ち明けない選択を取るなど、今後再び起こり得る住民への被害の可能性を鑑みれば優柔不断と取れる節も見られる(こちらに関してはちいかわはセイレーンの「わかった!」はハチワレの言った「もう襲いにこない?」への肯定だと思っているという事情もあるが)。震えながら手を握り合う彼らを同情したもしくは二人の事情を察したともいえる。
歌をラッコに褒められたり、ハチワレからギターの弾き方を教わったらすぐに弾けるようになるなど、音楽センスが高いことを匂わせている。
その反面、怪鳥に攫われてしまったパジャマパーティーズの代役を務める際には、練習ではできていた振り付けも極度の緊張もあってか十分に踊れずハチワレ達を転倒させてしまうなど、リズム感に関してはあまり秀でていない様子。
その後失敗を反省してか自宅でぬいぐるみやポシェットを観客に見立てて舞台で緊張しないように振付を練習しており、戻ってきたパジャマパーティーズのゲストとして舞台に上がった時は問題なく踊りきったようである。