ハガネを継ぐ者
はがねをつぐもの
概要
特撮「牙狼」シリーズの1作品。「闇を照らす者」で初登場した道外流牙が主人公のシリーズの新作として、2024年1月から3月にかけて放送(全12話予定)。
流牙シリーズとしてはTVシリーズ3作目、前作『VERSUSROAD』から4年ぶりの完全新作。
放送局は前作『VERSUSROAD』のTOKYOMXとBS日テレ(※ファミリー劇場は離脱)。
また『ハガネを継ぐ者』の放送を記念して、2023年12月30日に劇場版『GOLDSTORM翔』をTOKYOMXで放送した。
あらすじ
「牙狼」の称号を持つ魔戒騎士で、流浪の身で行動している道外流牙。
ある日、ホラーの討伐中にクレアシティの魔戒法師・コヨリと出会い、ホラーが現世に出現した最古のゲート「破滅ノ門」の開門の阻止を依頼されて流牙はクレアシティへ向かう…
主要登場人物
「破滅ノ門」の開門を阻止すべく、滞在先のクレアシティで新たな戦いに身を投じる。
クレアシティを活動拠点にしている魔戒騎士。称号は無くハガネの鎧を纏う。剣の腕が立つ反面、精神的に未熟さを抱えている。
- コヨリ (演:中澤実子)
クレアシティを活動拠点にしている魔戒法師。ムツギから流牙宛に「破滅ノ門」の開門を知らせる手紙を届けた。創磨とは幼馴染。
華麗な体術と法術を織り交ぜて戦うが、魔戒法師としてはまだまだ未熟で人間に憑依したホラーと戦える域ではない。
- ムツギ (演:黒谷友香)
クレアシティを管轄する魔戒法師で、コヨリの師匠。「破滅ノ門」の開門が迫る深刻な事態を察知し、流牙をクレアシティへ招いた。自身も優れた法術の使い手であり、、有事には華麗に舞い踊るようにホラーを翻弄する。
コヨリと創磨を親代わりとして暖かく見守る人格者だが、創磨のゴドウへの思いを尊重するあまりイグスの現実的な提案を受け入れず創磨にクレアシティの守りを任せ続けるというやや甘いとも取れる面もある。
- 白羽ゴドウ (演:萩原聖人)
創磨の父。魔戒騎士の間で伝説とされる奥義『閃光剣舞』の使い手であった。
破滅の門対策に奔走していたが、3年前に謎の失踪を遂げている。
かつて旅の途中で流牙に出会い閃光剣舞を伝授しており、世界の希望になると言うほど高く評価していた。
- イグス (演:朝香賢徹)
「アゴラの三剣士」の一人。ロンとオビは弟子。鎧は目と首元の宝玉の色が赤。
ゴドウとは親友同士であり、創磨のことも昔から知っている。
現実的な目線から未熟な創磨にクレアシティを任せることには反対しており、別の騎士を招いて創磨は修業に出すべきだと前々からムツギに提案していた。
- ロン (演:山本章博)
「アゴラの三剣士」の一人で、経験則を基に慎重に行動する現実主義者。 鎧は目と首元の宝玉の色が緑。
剣の腕は立ち会った流牙に「剣に迷いがなく冷静。大きな助けになる」と高く評価された。
守りし者の責任や本質をよく心得ており、「ガロもハガネもやることは一緒なら、ハガネでいい」「ハガネですら重いのに、他の鎧はもっと重そう」と語っている。
- オビ (演:西銘駿)
「アゴラの三剣士」の一人だが、魔戒騎士としての歴が浅くミーハー。剣の腕もロンには一歩劣る。鎧は目と首元の宝玉の色が黄色。
昔から黄金騎士に憧れており、弟子入りした際の第一声は「どうすれば黄金騎士になれますか?」だったという。
人間の陰我に忍び寄り、ホラー化させる謎の存在。
関連用語
- クレアシティ
本作の舞台となる街。創磨、コヨリ、ムツギが管轄している。
山々に囲まれた土地の中に無数の高層ビル、その中央には女神像が建ち並んでいる。
この街のどこかに破滅ノ門があるとされている。
ここ数ヶ月ホラーの出現率が増え、それほどの陰我を持っているとは思えない人間が憑依される事件が起きており、破滅ノ門が開きかけていると看破した。
その影響か、街の治安もあまり良いとは言えない状態である。
コヨリはこの街で育ったこともあり、人一倍愛着がある模様。
- 破滅ノ門
最古のゲートと呼ばれるもの。
人の陰我を増大させ、闇へと誘う力があるとされている。
太古の人間は多大な犠牲を払いつつその門を封印した。
- アゴラの三剣士
クレアシティの近隣を管轄する三人の魔戒騎士。全員纏う鎧はハガネ。
鎧はハガネだが全員が烈火炎装を修得しており、更に息の合った連携を誇る実力者である。
- 闇のパルファム
破滅ノ門から漏れ出ている、ザルバ曰く「人を惑わする甘い匂い」。
人の陰我を増大させ、まるで意思があるかのように闇へと誘う効果がある。
つまり陰我が弱い人間でも容易にホラーになり得るということである。
- 閃光剣舞
ゴドウが使っていた奥義。ゴドウから伝授された流牙も使うことができる。
周囲の闇を取り込んで光に変えて放ち、光によって動きが止まった敵を目にも止まらない速度で斬り捨てる。
魔戒騎士の間で伝説と称されるほどの技だが、闇を取り込む際に失敗すると闇に取り憑かれて暴走してしまう危険も孕んでいる。