グラディオンとは電脳冒険記ウェブダイバーに登場する主人公、及びキャラクターである。
CV:杉田智和
混同されがちだがグラヴィオンではない。
(名前の元ネタ的にはグラディオンはグラディエイター(剣闘士)、グラヴィオンはグラビティ(重力)である)
概要
本作品のもう一人の主人公でウェブナイトのリーダー。デリトロスに唯一感染しなかったウェブナイトであるが、それには理由があった。
手持ち武器「グランブレード」は展開することで光線銃「グランマグナム」に変形する。必殺技は真一文字に敵を切り裂く「ブレイク・ザーン」と、グランマグナムから放つ「ブレイク・シュート」。
他にも肩には機関砲「グランバルカン」、右腕には二連装ビーム砲「グランブラスター」が内蔵してある。
他のウェブナイトと合体し、彼らの力を生かして戦うことが出来る。ただし一部のウェブナイトには合体機能がない。
ワイバリオンを背部に合体し、強化形態『ビクトリーグラディオン』となる。背部と脚部のみの合体であるため、正面からではパワーアップ感が伝わりにくい。また、武装も強化前と同様で、その点でもパワーアップ感が薄い。
本来この形態は中間形態として用意されていたとされ、さらに上の強化合体を想定していた。ウェブナイトとの連携とゲームの関係上、背部合体の形に留めたという。
武器自体は変わらないが、強化版の「ビクトリー・ザーン」と「ビクトリー・シュート」にパワーアップしている。さらにワイバリオン側にウェブダイバーを取り込むことで「ビクトリー・マキシマ」という最強形態をとることも可能。
杉田智和氏の初主演キャラ…とされることも多いが、杉田氏に言わせればあくまで「主役ロボ」とのこと。とは言え氏としても思い入れはあるようで、下記のMODEROID発売の際にはコメントを寄せている。
容姿
SL機関車型から騎士型に変形する。変形時に頭部が起き上がった後に両手でセッティングする。戦闘時にはマスク「グランアーメット」が展開し、口元を覆う。
騎士型形態でのマスク開閉ギミックについては前期OPラストの「排気と共にマスクを開放し、素顔を露わにする」カットが印象的かもしれない。
素顔
マスク展開時
立体化
当時にタカラから発売された玩具としてのグラディオン以外では、グッドスマイルカンパニーのMODEROIDからプラモデルが2021年12月にリリースされている。オンライン限定でダークグラディオンも発売。
2022年1月14日、更にMODEROIDでワイバリオンのプラキットがグッスマオンライン限定でリリースされることになった。2023年3月発売。強化形態のビクトリーグラディオンセットも同時発売。
関連イラスト
ここから先はネタバレを含みます
彼の正体はプログラムなどではなく地球から240万光年離れた「アンドロメダ星雲第98恒星系惑星クーリア」の宇宙人。故郷の武道大会で優勝した宇宙の最強の戦士にして最初にデリトロスに戦いを挑んだ勇者である。
約100万年前に故郷の惑星クーリアで偶然生み出されたデリトロスを相手に単身立ち向かうも健闘虚しく相打ちとなり故郷クーリアは滅亡。自身も肉体は失われデータだけの存在となり故郷を救えなかった自責の念とともに宇宙のネットワークを漂っていた。そして100万年後、漂着した地球のネットワーク=ワールドリンクで自律管理プログラム・エンジェに出会い、子供たちの笑顔を守るために、マジカルゲートを守護する正義のウェブナイトとして生まれ変わった。
結末
終盤、デリトロスの本拠地を破壊しマジカルネット、地球上からの撃退に成功するもコスモネットワークを通じて惑星クーリアに逃げたデリトロスと決着をつけるべくワイバリオンと共に惑星クーリアへと向かう。ケントを置きざりにして…しかし、既にクーリアでデータノイドへと進化を遂げていたデリトロスの力の前にケントのいないグラディオンになす術はなかった。これまでと思われたその時、ネットワークを越えてクーリアにたどり着いたケントがウェブダイブする。ケントを犠牲にしたくなかったの未来を守りたかったと語る彼にケントもまたグラディオンの未来を守りたかったのだと叫ぶ。
ケント「守るんだ、二人で俺たちの未来を!二人の友情を!」
エンジェの協力の下、再び通わせた2人の心が一つとなりグラディオンは正義のデータノイドへと進化を遂げた。
イラスト上部の大きな顔。淡い緑の光で出来た巨大な天使の姿をしている。
現実世界ではイラスト中央の翼の生えた騎士の姿になる。
天使と悪魔、二人のデータノイドはネットと現実二つの世界を跨ぎ互角の死闘を繰り広げるも地球の友と仲間の想いを背負うグラディオンの力が徐々に押していく。決着は必殺技の撃ち合いの末グラディオンとケントの放つ渾身のブレイク・ザーンがデリトロスに致命傷を与えた。彼の勝利を称えるデリトロスだが今際の悪あがきに惑星クーリアの中枢を破壊し惑星もろともグラディオンを道連れに自爆しようする。ケントをエンジェとワイバリオンに託し地球へ逃がしグラディオンはデリトロスに止めを刺し100万年の因縁に決着をつけるもクーリアの爆発に巻き込まれた。
ケント「俺さ、ずっと考えていたんだけど…俺たちコスモネットワークを使えば宇宙の何処へでも行けるんじゃないかな?」
グラディオン「その通りだ、ケント」
ケント「ホント!」
グラディオン「ただし、心配するからお父さんとお母さんには内緒だぞ」
ケント「うん!」
間一髪脱出したグラディオンは無事にケントの元へと帰還。こうして二人の戦いの旅は終わりグラディオンとケントは共にコスモネットワークを通じた宇宙の冒険へと出発した。
素顔
イラスト右側のオレンジ髪の男性。背中に生えた羽根はクーリア人の特徴である。戦闘の際は今のグラディオンのフェイスマスクによく似たヘルメットを着用していた。データノイドとして進化した現実世界での恰好も彼が人だった頃の姿に準じている。