CV:立木文彦
概要
本作のメインヴィランとなる悪性プログラム体。
巨大な目玉のような姿をしており、目から時折ビームを発射する。一人称は「わし」
突如地球のマジカルゲートを占拠し、その内部で遊んでいた30万人もの子供たちを電脳空間に閉じ込めた。ワールドリンク管理局でも何度かデリトロスのプログラムが確認されているが、そのデータ容量はマジカルゲートの許容量を遥かに上回るもので、それもデリトロスのほんの一部分でしかない為どこまでがデリトロスなのかを判断する事は不可能。しかしそれほどの容量を持っている為か一時的な休眠が必要となる。
悪の力を絶対と信じる残虐非道な性格で、グラディオンの仲間のウェブナイト達を洗脳して自身の配下にし、マジカルゲート内に取り残されていた子供達をも洗脳してウェブダイバーへと変えた。
ケントとグラディオンの活躍でウェブナイトや子供たちが開放されると、今度はデリトロス・モンスターと呼ばれる戦闘プログラムや戦いで蓄積されたデータから悪のウェブダイバーリュウトを生み出し、さらにはケントたちを強制的にデータ化して自分の作りだしたデリトロスゲートに強制転送した。
その正体は約100万年前に背中に翼を持つヒューマノイド型宇宙人の惑星「アンドロメダ星雲第98恒星系惑星クーリア」の科学者が偶発的に生み出した悪性プログラムで、クーリアを滅ぼしたのち宿敵であるグラディオンを倒す事と宇宙を征服するため、現実の世界で実体化できるデータノイドに進化し地球の電脳世界に襲来したのだった。
最終決戦ではリュウトと融合し、クーリアの電脳世界を漂うデリトロスを恨む魂を取り込むことで巨大な一つ目の悪魔のような電脳体データノイドと、翼の意匠のある鎧と剣を持ったリュウト型の現実体データノイドへと進化した。
右手のエネルギー波と両手からの光弾でグラディオンを苦しめたが、エンジェの力でケントと融合しデータノイドとなったグラディオンの徐々に追い詰められ、ダークグラディオンと融合してクーリアの中心部を破壊したが、グラディオンのブレイク・ザーンで切り裂かれ、クーリア諸共消滅した。