伯爵構文

はくしゃくこうぶん

伯爵構文とは『Fate/Grand Order』2部奏章Ⅱのとあるシーンにおける文章である。

※注意！！

この記事は『Fate/GrandOrder』奏章Ⅱ『不可逆廃棄孔イド』終盤のネタバレが含まれています。

閲覧の際はクリアした方、もしくは自己責任でお願いします。

概要

７つの試練のうち６つを終え、いよいよ最後の試練の場所である主人公の家の『父の書斎』の地下へと向かう。

そこで目にした暗黒の螺旋階段を降りていく中、主人公と耀星のハサン、そして味方になったカリオストロは障害を蹴散らしつつと、ある程度会話を交わした後、主人公が二人にお礼をいった直後…

主人公を陰で見守っていた誰か「穏やかな微笑みのまま―――　―――伯爵が、あなたに急接近する。凄まじい移動速度。あなたは咄嗟に反応できない。彼を警戒していたとしても―――瞬きする暇もなく、呼吸する暇もなく、あなた/わたしの視界の中で、彼は、その表情を変えないまま、刃を、心臓に向けて……」

なんとカリオストロはいきなり主人公の背後から刃で心臓を貫いた後、自身が人理の英霊ではなく、異星の使徒であることを明かす。

伯爵構文とはそんな主人公が刺される時に主人公を陰で見守っていた誰かの上記の語り口である。

別名『カリオストロ構文』。

イド中盤でカリオストロが自信が人理の英霊であることを明かしある程度共闘し主人公達の信頼を得ようとしたのだろうが、彼が史実で大嘘つきであること、言動が怪しすぎること、今までにやらかした所業、そしてここまで来たマスター達なら既にこの手のうさんくさい人物たちを見てきたため、彼の裏切りは目に見えて予想できていたことだろう。

カリオストロがいきなりニッコニコの表情のまま主人公に急接近し、アゾるその絵面は非常にシュール。その絵面と実況じみた上記の構文が合わさり、マスター達にすさまじいインパクトとシリアスな笑いを植え付けた。シナリオと登場人物は至って真面目なのに…

そのシュールな絵面はイドを終えたマスター達に早速ネタにされ、とある掲示板では『─────伯爵が、あなたにキス顔で急接近する。』といった『伯爵のキス顔（もちろんコラ画像である）』と共に非常におぞましいスレが立てられた。

のちに実装されたカリオストロの敏捷はDだが、人理修復を得て、異聞帯を総て切除した時点でも主人公のスペックは人間の域を出ていないので反応できないのは当然と言えるだろう。