概要
シャア・アズナブル率いるネオ・ジオンが開発したニュータイプ専用モビルアーマー。型式番号NZ-222。
サザビー開発と同時期に試作された機体で、ギラ・ドーガサイコミュ試験型でのサイコミュ小型化の失敗を経て、サイコミュの機能をそのままに機体を大型化するという方針の基で設計された。
その後、サザビーの完成を受けて本機は設計を変更しさらに大型化、強襲突撃用モビルアーマーとしてα・アジールが開発された。そのため本機はα・アジールのプロトタイプともいえる。
頭頂高が58.4mもあるα・アジールとは違い、そのサイズは29.2mと比較的小型であるが、それでも他のモビルスーツと比較すると大型で、従来艦艇への収容及び整備は困難であったと思われる。
リアスカートに六基装備されたファンネル、両肩の有線サイコミュ式ビーム砲など、武装はα・アジールの前身的なものが取り入れられている他、モビルスーツと同様のマニピュレーターを備えており(作品によってはビーム・サーベルを装備して格闘戦を行っている)、機体の汎用性はα・アジールと比較して高いものであったと考えられる。
名称について
小説「機動戦士ガンダム逆襲のシャア ベルトーチカ・チルドレン」において、グラーブ・ガスが搭乗するニュータイプ専用モビルスーツ「MSN-03-2 サイコ・ドーガ」が登場している。
こちらは劇場版におけるヤクト・ドーガに相当する機体であり、モビルアーマーの本機と区別するために「サイコ・ギラ・ドーガ」と呼称される。