概要
「穿血」とは、呪力を込めた自身の血液を操る、加茂家相伝の術式「赤血操術」の奥義にあたる技であり、血液を加圧して限界まで圧縮する「百斂(びゃくれん)」により固めた血の塊を両手で挟み、一点から解放することで一直線に放たれる血のビームのことである。初速は音速を超え、その威力は地下から地面やアスファルトを貫通して地上の標識を一刀両断する程。百斂の溜めにより時間がかかる、攻撃が一方向のみため対応されやすいという欠点はあるものの、応用が広く決定打にかける赤血操術においては必殺技としてよく使用される。
使用者
輸血パックの血を百斂で圧縮し穿血を放つ。
血の量には限界があるため乱発はしておらず、花御や呪霊直哉などの強敵に対し使った。
自身の呪力が切れるまで血液を生成できる特性により、初手や陽動、サポートなどで惜しむことなく使用している。
また脹相の血は毒性があるため、裏梅に使用し手を貫通させた際は反転術式で治されたものの体内に自身の血を毒として入れることに成功した。(反転術式は毒素からの回復には弱い)
人外魔境新宿決戦において赤血操術を使えるようになったことが判明。憲紀や脹相から指導を受けていたが百斂を未だ習得できておらず、脹相に百斂を作ってもらいそれを使用することで穿血を打つことが可能。
なお赤血操術は自身の血液しか操れないため、脹相の血液と虎杖の血液は、血縁関係があることから術式において同じものと見なされている可能性が高い。
赤血操術ではないが、血の代わりに満象の水を使用することで擬似的に穿血のようなウォーターカッターを打つことができる。