川添善久
かわぞえよしひさ
cv:大泉洋
概要
北海道警捜査一課の刑事。北斗星3号事件等でコナン達が協力した西村警部の直属の部下にあたる。
パトカーを縁石に乗り上げたりとかなりドジな一面があり、事件現場に遅刻して登場した。
しかし西村警部曰く「遅刻するような奴じゃない」らしい。一見頼りなさそうな人物だが何かと憎めない。
函館にまつわるお宝伝説やそれを狙う容疑者の裏事情に詳しい情報通で、慈善家として活動する反面、裏では武器商人として暗躍していたブライアン・D・カドクラを以前よりマークしており、コナンらに斧江圭三郎の遺した遺宝争奪戦の背景を説明する。
キャスト
本作の舞台が、劇場版コナンシリーズ初の北海道となることから、北海道江別市出身である大泉洋がゲスト声優として川添役を演じた。
起用理由についてプロデューサー陣は、道民のみならず全国的に“北海道が生んだスター“だと認識されている大泉と、川添のキャラクター性との相性(の良さ)から「これは大泉洋さんにお願いするしかない!という思い」だったという。
- 余談
名探偵コナンと大泉は以前より縁があり、単行本81巻の青山剛昌の名探偵図鑑にてススキノ探偵シリーズが取り上げられた際には、主人公役を演じている大泉の書き下ろしイラストが掲載(同巻では、同作の実写版「探偵はBARにいる」をもじった「小五郎はBARにいる」が収録されている)
また103巻の同図鑑では、大泉が主人公のCVを務めるレイトン教授が取り上げられている。
関連タグ
以下、本作のネタバレ注意
一連の事件の犯人・福城良衛によって倒されたカドクラ。
しかし彼は気を失ったふりをしており、油断していた良衛とコナンを撃とうとする。
そこに川添が現れカドクラを銃撃。二人は撃たれることなく事件は幕を閉じた。
以下、本作における最大のネタバレ注意
事件解決後、パトカーではなく自分の車に乗り私服姿で現れた川添。
本人によると休暇を取って2泊3日のミステリーツアーに参加しており、その間はスマホの電源も切るように指示されていたため連絡も取らなかったという。
西村警部はこの4日間事件の捜査をしていた川添は何者なのかと疑問を持つ。エピローグにて、その正体がある人物の変装であったことが判明する。
- 盗一の変装であったことを暗示する描写
・川添が作中、北海道の方言『わや』を数回発話するが、北海道弁ネイティブである大泉が演じているにも関わらず、いずれも北海道民が聞くとイントネーションに違和感を覚える演技であったこと(これは息子の快斗が沖田に変装しているとき、関西人には違和感のある『どすえ』をしゃべる描写とも重なる)ゆえに終盤の川添(本物)の『わや』だけは完璧な北海道弁である。本作のパンフレットによると、この演出アイデアは大泉自身が提案したものだという。