概要
モンスターハンターポータブル2ndGでのみ可能な公式チートと名高い戦術。
火力においては剣士の匠抜刀アーティ、ガンナーのラオートと言えるほどの存在感を放っていた。
何がそんなにバランスブレイカーなのか?と言うのを説明すると
当時攻撃力が属性値に直結する属性弾をヘビィボウガントップクラスの攻撃力を持つ老山龍砲(・極)で適正距離を必要とせずにリロード不要で弾切れまで撃ち続ける戦闘継続力を持っていたのである。
モンハンがわからない人に向けて説明すればロケットランチャーの威力とガトリングの回転力とスナイパーライフルの精度を共存させていると言えばわかりやすいか。
詳しい説明
ラオートに必須な物は
1. 高火力で属性弾を搭載可能なヘビィボウガン
2. スキル・自動装填
3. スキル・属性強化
4. アイテム・閃光玉
の4点。防具の組み合わせで多少スキルに余裕が出来るが、残りスキルは必須ではない。
- 高火力で属性弾を搭載可能なヘヴィボウガン
2ndG時代の属性弾はざっくり言うと攻撃力の約半分が属性値になる仕様だった。
その為攻撃力の高いヘヴィボウガンで属性弾を撃てば当然高いダメージが出る。特に火炎・水冷・電撃の3属性を装填可能で高い攻撃力を持つラオシャンロンのヘビィボウガン老山龍砲(・極)がオススメ。語源もラオシャンロンとオートでラオートだったりする。
- スキル・自動装填
今作最強スキルに名が上がりやすいスキル。効果は最初のリロードをすれば弾を変えない限り弾切れまでリロードの必要が無くなるというもの。当然デメリット付きでありいかなるボウガンも反動が大に固定され絶対に反動軽減ができなくなる。
しかしメインとなる属性弾は減龍弾を除けば反動大でも反動が起こらない。デメリットがデメリットになっていないのである。
- スキル・属性強化
上記の2つ程必須では無いが、火力スキルの最有力。属性弾は会心が反映されないも同然である為見切りは不要。攻撃力up大は重すぎる為属性強化が選ばれやすい。
- アイテム・閃光玉
当時の閃光玉は耐性がつかず30秒効果時間があれば15個全てが30秒の効果時間をキープし続ける為非常に強力。いくら適正距離を無視出来ると言えど、長距離ダッシュを連発されたり、ワールドツアーされたり、潜られてはたまらない。
以上4つを組み合わせ、火、水、雷が弱点属性のモンスターに属性弾を撃ち込むだけ。
最低限の弱点属性部位を理解していれば閃光玉で拘束し、水冷弾と電撃弾を頭か翼を通すように撃ち込めば10分未満でリオレウス希少種を討伐可能な火力が出る。大連続狩猟だと属性弾60発を打ち終わる前に討伐する事も可能だったりする程。もちろんネコの火事場力を使おうものなら更に短縮可能。
弱点
大前提として対応した属性弾を撃ち込むから強いのであって、リオレウス希少種に火炎弾を撃ち込んだってロクな火力は出ない。最低限のモンハン知識は必要である。
ヘビィボウガンの鈍重な立ち回り故、仮に閃光玉を尽かしてしまうと途端にピンチになりやすい。回避性能2や回避距離upなら発動させる事は可能だが、拘束に手間取ってしまうと本当にボウガン技量を求められる。
- 弾切れ
老山龍砲は通常弾も装填可能なので弾切れの心配は限りなく低いが過信は厳禁。
- 咆哮
シールドで対処可能ではあるが、火力を求めるならパワーバレル一択。閃光玉を過信し怒り咆哮を貰いキャンプ送りなどは珍しく無い。特にフルフルやディアブロスのような普段から咆哮頻度が高いモンスターにはシールドが無いと厳しい。
麻痺→力尽きました。散弾1すら反動が出来てしまう為特にランゴスタが厄介。
マオート
上記の悩みを解消した亜種。ライトボウガンマジンノランプを使い自動装填、属性強化、高級耳栓を発動させライトボウガン故に少し火力を落とした代わりに高級耳栓で咆哮を無効化しつつ、老山龍砲では装填不可だった氷結弾と減龍弾。そして数々の状態異常弾による搦手とライトボウガンの軽快な動きを揃えたスタイル。
快適さではマオートに軍配が上がるが、単純火力ならラオートに及ばない相互互換の関係。
余談
自動装填でも反動が起こらない通常弾特化の自動装填スタイルは人気がほとんどなかった。
元々通常弾は8〜12発と十分なリロードが可能で結局適正距離や精密な射撃が求められる事からあまり人気が無いのだと思われる。水冷弾と電撃弾は貫通効果もあり、狙いが雑でも強引に当てる事が可能なのもラオートの人気の理由だったのだろう。