概要
マジェスティクルニクルンの力で未来からやって来たソラ、ましろ、エルと出会う。
アンダーグ帝国の前代皇帝・カイザー・アンダーグ率いるランボーグにスカイランドが壊滅した姿を目の当たりにして、祈りを捧げたその時伝説のプリキュア「キュアノーブル」に変身した。
人物像
エルレインはいきなり乗用鳥の前に飛び出したエルちゃん一行を城に招き、何故かミラージュペンが作動しなかったソラ達を無下にすることなく彼女達が未来人であることを信じて話を聞くかなり心の広い性格である様子。
しかし、第45話では娘・カイゼリンの気持ちを無視してスカイランドを襲ったとはいえ、カイザーへの怒りからカイゼリンとの約束を忘れてただ目の前の敵を倒す事しか頭に入らなくなってしまうほど冷静さを失ったなど、精神面ではストーリー前半のソラと同じく脆い一面も見られる。
動向
カイザーとの激戦で怒りのままプリキュア・マジックアワーズエンドを繰り出すも、2人の戦いを止めるべく割って入ったカイゼリンに瀕死の重傷を負わせてしまう。
罪悪感に苛まれ泣き崩れたノーブルは、同じく愛娘の行動に涙するカイザーにカイゼリンの傷の治療を依頼。
一度は不可能だと答えたカイザーだが、ノーブルに重ねて頼まれすべてのアンダーグ・エナジーを使って娘の傷を治した。
2人はカイゼリンが命懸けで「たとえ力が弱くても大切な物を守る事ができた」と証明したのを契機に「戦いが産むのは涙だけ」と知り停戦を決意。
スカイランド国民にスカイランドとアンダーグ帝国の和平締結を宣言した。
しかし、現代のスカイランドではアンダーグ帝国が再侵攻してきており、かつて争いを好まない優しい少女であったカイゼリンはプリンセス・エルに強い憎悪を抱いている。
どうしてそうなったのかは、エルレイン本人にも心当たりがないらしいが…?
余談
庄司氏は一番星も担当しているため何らかの繋がりがあると思われる。
上記の通り、エルに見た目が似ている事、キュアノーブルの名乗りがキュアマジェスティと同じである事から、エルの先祖、もしくは300年前のエル本人(すなわちエルの転生前の姿)ではないかと考察出来るが……?
名前の由来はおそらく、エルの祖先と思われる頭文字エルに、雨を意味するレインであると見られる。
関連タグ
以下、第47話以降のネタバレにつき閲覧注意
さらに彼女の前に、エルレインが姿を現す。
エルレインはソラ達に一番星の正体がエルレイン自身だった事、1年前アンダーグエナジーの高まりを危惧した際に自らの力を使って「一番星」としてエルを国王夫妻に託し、その後もずっと現代世界の戦いを見守っていた事を明かす。
そして、エルレインはエルへ「最後の力」を授けた。
つまり端的に言えばエルはエルレインの分身であり、エルレインの力を受け継ぐ存在というのが真実であった。
分身であればエルとエルレインが似ているのも当然の話で、ある意味エルレインは「エルの生みの親」とも言える。
「余談」に記載した考察のうち、「エルの先祖」ではないと思われるが、「300年前のエル本人」「エルの転生前の姿」説は間違っていないだろう。
エルがスカイトーンを生み出す力を有していた理由については、エル自身が後に「エルレインがずっとひとりぼっちで戦っていたから、孤独だった自身の力を継ぐにふさわしい存在を探していたのだろう」と推測している。
マジェスティクルニクルンもエルレインが(恐らく晩年に)これから来るべき災厄に備えて全ての力を使い果たしたものであり、その代償として肉体を失った姿が一番星である。
その後、一番星(エルレイン)は重い運命を背負わせてしまったエルが素敵な仲間達に恵まれ健やかに育った事に安堵しつつ、後事をソラ達に託してこの世を去った。
……後にカイゼリンからスカイランドとアンダーグ帝国に和平が結ばれた後にキュアノーブル=エルレインが裏切り、カイザーを手に掛けたという驚愕の事実が明かされる。
ただし、カイザー暗殺に関わっていたのはエルレインではなく、スカイランドとアンダーグ帝国の和平をよしとしなかった真犯人で、カイゼリンは今まである人物から偽の記憶を植え付けられていたというのが真相であった。