Wii
うぃー
「Wiiリモコン」と呼ばれる空間認識型ポインティングデバイスを標準装備している他、WiiFit等の体感ゲームデバイスを数多く提供している。
シンプルにまとめられボタン類と、モーションコントロールによる奥深い操作性は、それまで複雑化の一途を辿っていた家庭用ゲーム機のインターフェイス開発に一石を投じた。
供給メディアはDVD-ROM。
ゲームキューブとの互換性を維持しており、ソフトやメモリーカード、コントローラをそのまま利用可能。
モーションコントロール
Wiiはモーションコントロールを本体に標準装備した、初のの総合家庭用ゲーム機である。
ソニーコンピューターエンターテイメントのEYETOYや、バックスコーポレーションのパワーグローブなど、モーションコントロール技術を扱った前例はあったが、どちらもゲーム機周辺機器としての小規模な取り組みである。
(単独ゲーム機としてはスクウェアエニックスの剣神ドラゴンクエストの例がある)
発表当初はモーションコントロールに対し、懐疑的な意見が多かったが、それはwiifitブームと言う形で払拭された。
追って、ソニーコンピューターエンターテイメントからプレイステーションMOVE、マイクロソフトからはキネクトと、競合他社からもモーションコントロールデバイスが発売され、一般的な技術となった。
リモコンストラップによる事故
発売直後、勢いよくコントローラーを振った拍子に、コントローラーがすっぽぬけ、テレビを壊す事故が発生した。
その際、リモコンストラップの弱さが指摘され、任天堂は全製品の無償交換を行った。
また、それまでの購入者全員を対象にシリコンクッションでリモコンを覆うためのカバーを配布した。
事故の再発防止のため、任天堂は、ストラップの確実な装着や、周囲の確認などを呼びかけている。
生活用品としての需要
準体感型ゲームのタイトル数が多い特性上、プレイに際し運動量が多くなる傾向がある。
そのため健康器具としての需要も高い。
wii-fitなど一連のソフトウェアは、日々の健康管理を行うためのツールとして設計されている。
ゲーム自体は過酷なトレーニングではないが、日々の体調を自動的にデータベース化してくれる機能は、多くの健康志向者に受け入れられた。
またショッピングや情報番組、レンタルビデオなど、生活に根ざしたコンテンツが多く配信されているのも特徴。
名称
Wiiとはぼくらという意味のWEをもじった名称。
人とのつながりを大切にしたいという意味で名づけられた。
…が、実はwiiとは北米でちっちゃな子のおしっこを連想させる言葉.。
任天堂の大誤算である。