概要
「現代最高峰の魔術師(ザ・クィーン)」、「ロード・バルトメロイ」。
(もし発売すれば)『月姫2/the dark six』のメインヒロイン(……の予定)の一人。
その前日譚『the dark six(仮名)/PreludeⅠ』にも登場する。
魔術協会・時計塔院長補佐。つまり協会のNo.2とも言える存在。現魔道元帥。
法政科の君主(ロード)。バルトメロイ家当主。
既に死徒二十七祖二体を撃破したバンパイア・ハンター。クロンの大隊を率いる若き女帝。
人物
魔術協会の実権を握る貴族、バルトメロイ家の生まれ。
徹底的に人間性を排されて育てられたお嬢様。
魔術師として完成するまで人前には出ず、そのため、家庭的な事に興味、耐性がない模様。
同じロードであるアーチボルト家にのみ多少の交流があるとされる。
強烈な貴族主義らしくロードたち全て服従すべきと見下している模様。
余りにも行き過ぎてリーダーなのに孤立する困ったちゃんとか。
またプライドも恐ろしく高い。
本人の主義は生まれや人格ではなく、個別に与えられた能力を評価する能力主義者。 そのため、珍しくて強力な特殊能力を持っている人間には興味を持つ模様。
本人自身に特殊能力を持たないことも関係しているのかもしれない。
死徒を狩る事に執念を燃やしており過去に死徒二十七祖の内2体を仕留め、聖堂教会に渡している怪物。
吸血鬼を「人蛭」と蔑み、祖に満たないなら虫けらも同然。……しかし、死徒の討滅は一族の習わしではあるものの、湧き上がる敵意がどこからくるものなのか、彼女自身にも定かではない。
形式上の死徒の王、死徒二十七祖第十七位「白翼公」トラフィム・オーテンロッゼに並々ならぬ執着を見せ、白翼公が何十年とかけて用意してきたアルズベリの儀式を阻止するためアルズベリ監察連盟のリーダーを務める。しかしその貴族主義と高すぎる能力ゆえに、リーダーでありながら孤立している。
略歴
『月姫2』の前日談『PreludeⅠ』ではトラフィムの家来ルヴァレ討伐に向かい単体で城に突入。
子ルヴァレを蹴散らし、その途中でエンハウンスと遭遇するも相手せず、親ルヴァレを仕留めようとするが先に訪れた殺人貴に獲物を横取りされる。
自分は2番手どころか3番手だったという事実に屈辱を感じ一指し指を血で染まるほど噛み、横取りした殺人貴を探し出し、賞賛と復讐を与える事を決める。
能力
魔術属性は「風」で特性は「万能」。
突出した固有の魔術を持たないオーソドックスな魔術師だが、習得しているあらゆる魔術が最高峰であるため、常に成果を上げてきたシンプル・イズ・ベストの人。
魔術師の典型であり完成型。その戦闘力は、単独で二十七祖レベルの死徒と真っ向勝負ができるほどで、魔法には至らないものの、魔術だけで奇跡に指をかける才能の結晶。
魔眼持ち。身に纏っているのはミスリルの聖外套。
バルトメロイ
バルトメロイは魔術協会でも古い血筋だが、家名の由来、起源など、明らかでないところの多い家柄でもある。
時計塔創設時に現れ、「貴い魔術回路(ブルーブラッド)」をもって瞬く間にロードになり、何百年と頂点に君臨し続けてきた一族。多少でも交友があるのは同じロードのアーチボルト家のみ。代々の当主は魔術師として完成するまで人前には出ず、魔術協会に足を踏み入れる時には、既に一部門の総帥となっている。
バルトメロイ家は魔術師として完成するまでは人前に出れず、常に館に引き篭もって育つとされる。
ある意味二十七祖よりも強烈な貴族主義者で、同じ時計塔のロードたちすら下に見ており、敬意を払うに値するのは、第一魔法の使い手だけだと考えているが既に世を去っている。
通常なら、ローレライ・バルトメロイと名乗るはずのところを、まず「バルトメロイ」として名乗るところがバルトメロイらしさ。彼女の名の「ローレライ」も、当主になって以後につけられた程度のもの。
クロンの大隊
バルトメロイ・ローレライが指揮する、無個性の魔術師集団。 クロンの楽団。ローレライの聖歌隊。
五十人を数える精鋭魔術師たちからなり、その一人ひとりが協会において一部門を任されるほど。完璧に統制の取れたその在り方は魔術師というよりも軍隊とされ、死徒二十七祖とも渡り合える。
もっぱら、バルトメロイが索敵や調査といった瑣末事を好まない(出来ないのではない)代わりに、下準備等や敵を逃がさないよう戦場の囲い込みを担当するが、バルトメロイが不在でも、大隊で二十七祖と拮抗するだけの実力を持つ。五十人でありながら「大隊」を名乗るのも、誇張ではなくむしろ謙遜の類である。
他作品での活躍
ロード・エルメロイⅡ世の事件簿
直接的な出番はなかったが、生まれながらに魔術師として完成し、先代から早々に君主を譲られた今代のバルトメロイについて言及されている。
冠位決議では先代バルトメロイがアニムスフィアに自身の投票権を与えるなどして間接的に関与していた。