概要
日本語版吹き替え：大塚明夫
元CIA特殊工作員で今は引退して様々な職を転々としている。
一作目ではホームセンターの店員。二作目ではフリーのタクシードライバー。三作目での職業は不明。
愛称は様々だがマック、イタリアに行った際はロベルトと呼ばれている。（ロバートのイタリア語発音）
年齢等は不明だが、50代であるとは思われる。
趣味趣向は読書で、本を部屋中の本棚に入れてある。これは「亡き妻が生前に読めなかった本を読破する為」だそうである
人物像
基本的に面倒見が良い。第1作目では警備員を目指す太った体型の店員ラルフィの特訓に付き合ってあげたり、2作目では絵描きを夢見て専門学校に通う黒人青年マイルズを、金に困り麻薬売りのカラーギャングの仲間になりそうなうになったのを説得して助けている。（しかしそのせいで事件の黒幕であり、CIAの元相棒デイブに誘拐されてしまうが）
しかし、救いようの無い悪党には容赦がないが、一応小悪党に対しては殺しはできる限り避けている模様。例として
- ラルフィの母親が経営する飲食店を燃やすぞと脅した悪徳刑事2人をその脅迫シーンを動画に撮りで脅すも、「テメェの腰に錘をつけて川に沈めてやる」と手錠をかけられそうになるもあっさり返り討ちにし、刑事一人の銃を奪い「揺りとった金を全員に返せ。返さなければ動画のノーカット版をこの地域全体とメディアに流がす」と脅す。
- インターンの女子社員を陵辱したボンボンリーマン3人に対し、「女性にした事を記録した映像、携帯、カメラ全部出せ」と忠告するも、リーマン全員はそれを拒否、マッコールを始末しようとするも返り討ちに遭い、さらに主犯と泣き虫に「警察に電話して全部話せ」と言い、泣き虫リーマンの左手をへし折った。（一応利き腕は右なのを確認してるので左を折ったのはせめてもの情けだろう）
等、別に小悪党に対しては殺人で解決しようと考えてはいない。
但し演じたワシントン曰く「強迫性神経症を意識して演じた。反省の色がない悪党には容赦がない男」。
子供には優しいらしく、ホームセンターの強盗の動作を観察し反撃の機会を伺うも、子供が入店してきた為におとなしく強盗の命令にい金を渡す。また、「3」ではイタリアのブドウ農園で子供に撃たれるも反撃せず立ち去っている。（これに関してはマッコールがこの子父親を殺害してしまった為。彼自身も報いと思っていたかもしれない）
戦闘能力
戦闘能力はブギーマンの二つ名を持つ元・殺し屋と同レベルで強い。
例えば
- 敵の背後に瞬時に現れ、消火器で撲殺。
- 周囲の物を瞬時に記憶し、銃火器や、刃物を持ったギャング相手数名を相手にワインオープナーで29秒で秒殺。（歩く時間とおしゃべり時間を引くと実質19秒）
- 大勢の武装した傭兵が警備する豪邸に住むロシアンマフィアのボスを豪邸内にいた警備の手下を一瞬で殺害。
- 狭いタクシー車内で殺し屋に襲われるも、運転しながら返り討ちにし、殺害。
等銃火器を使わなくても凄まじく強い。また技術、観察眼も優れており、馴染みのダイナーレストランで休んでる所を送電線業者に扮した殺し屋に対して「送電線業者はそんな小綺麗な手はしてない」と見抜き殺されかけるも、コンセントにフォークを刺しショートで停電させ、殺し屋を返り打ち。
ホームセンター内ので戦闘では有刺鉄線と園芸用の砂で即席ブービートラップを作り、傭兵を吊るして殺害し、さらにその傭兵の死体を利用し、それを見上げた傭兵を剪定鋏で首を貫いて殺害。自宅アパート部屋に入った敵を機関車の模型、パソコン、時計に仕込んだ隠しカメラで対面に借りていた別のアパートの部屋から監視。
等あげればキリがない。
前職について
元上司のスーザンの夫、ブライアンからは君の葬儀は良かったと言われるあたり。戸籍上は死んでると思われる。ただし、ロバートとスーザンに呼ばれてる為。本名である可能性が高い。しかし、それだとなぜ葬儀を行なったのか？という疑問点が浮かぶ。これはあくまで推測だが、自身とCIAとの関係を断つ為に死を偽装したと思われる。
考察
最後まで彼がCIAを引退したのか語られてないが。劇中からそれを読み取れるシーンがある
敵のロシアマフィアの解決屋ニコライに忠告するシーン
このシーンではニコライに「私にも悪さをした時期があるよ。ニコライ。決して誇れない。私は愛する人に誓った。何があろうとあの時の自分には戻らない」
おそらくこの悪さをした時期とは工作員時代の事だと思われる。
『2』のラストバトル
デイブが強風の影響で転んで手すりに後頭部をぶつけ逆ギレするシーンで「ふざけんな！マック！あんたはカミさんを救えなかった！スーザンだって救えなかった！今日はあのガキだって救えやしない！」と叫ぶ。
このセリフでは何らかの理由で奥さんを亡くした事が語られている為、少なくとも病死ではないと思われる。
余談
マッコールの特殊能力については監督であるアントワーン・フークア曰くスポーツ選手のゾーン状態と同じ（要約）であると語っている。
