その他曖昧さ回避
概要
同共和国の主島であるアイルランド島の東岸のダブリン県内に位置し、アイリッシュ海に続くダブリン湾に面する。
人口は国内の3割以上を占める、約146万人の最大都市でもある。
「Dublin」は英語表記であり、元々は古いアイルランド語(ゲール語)で同地にあったとされる「(泥炭によって)黒い水(池)」の「Dubhlind」又は「Duibhlind」に由来する。
古くからゲール人によって難攻不落の砦と呼ばれてきたが、9世紀のデーン人の侵入後にダブリン(黒き川を意味する)と呼ばれるようになった。イギリス王もこの街をアイルランド支配の拠点とした。独立後は独立運動の指導者であったダニエル・オコンネルの名を取って中心街をオコンネル通りと呼び、オコンネルの像が街を見守っている。
現在はアイルランド最大の貿易港であり、家畜や酪農製品などを輸出している。工業都市でもあり、酒造業、繊維、造船業などに優れる。特に、世界的なビール醸造業であるギネスの本拠地として知られる。