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プロフィール

年齢不明
身長不明
体重不明
長所世界の幸福を願う心
短所低血圧
好きなタイプ人類を皆平等に愛す
座右の銘この世に幸福を
今、欲しいもの自分と同等の頭脳を持つお喋りの相手
今食べたいもの食欲というものをほとんど感じない
寝る前に必ずやること神への祈り
自分を色で例えると?故郷の雪の白
生まれ変わったらなりたいもの大体なった
頑張ったときのご褒美といえば?クラシック音楽を1日聴く
CV石田彰

(文豪ストレイドッグス公式ガイドブック転化録・権化録より)

概要

地下を拠点とする盗賊団死の家の鼠頭目。また殺人結社「天人五衰」の構成員。

初登場は原作コミックス3巻12話。

人物

本人曰く虚弱な貧血体質(実際にポートマフィアの少年からは「貧血男」と評されていた)で、肩まで伸びた黒髪と不気味な笑顔が特徴。瞳の色は

指や爪を齧る癖がある。がじがじ。敬語で話し、一人称は「ぼく」(ヤングエース2016年10月号掲載時およびコミックス11巻初版収録の46話内でのみ「私」と表記されていた。第2版以降は台詞の1箇所を除いて「ぼく」となっている。理由は不明)。

淡々としているようで表情は思いのほか豊か。非常に狡猾な性格で、独特の死生観を持つ。

ポート・マフィアに潜入した際に其の場で見せられた宝石を「石コロ」扱いするなど、目的以外のものには無関心かつ冷徹な態度をとる。

電子機器の扱いに非常に長けている。

そして最も特筆すべきは超人的な頭脳の持ち主である点だ。(例として、嘗て横浜で名を馳せた賭博者の A(エース)とポーカーをした際にカード表面の僅かな傷を全て記憶、ハイアンドロー勝負で完封勝利を決めた)

太宰とは過去に接触したことがあるらしく、魔人とあだ名されている。

この両名は第三者から見ても、そして太宰も彼自身も、「其々が似たもの同士である」と認識しているようだ。

異能力

「知ってるかい? 罪と罰は仲良しなんだよ。」

能力名罪と罰 (Преступление и наказание)
解説詳細不明
元ネタロシアの文豪、フョードル・ドストエフスキーの長編小説「罪と罰

10巻では、指で頭部に触れただけで相手は血を吐いて絶命している。

また何人かの部下について、マインドコントロールを施し操っているかのような描写あり、に作用する異能ではないかとも推察され発動条件は触れる事ではないかと太宰は推測している。

劇場版では、自身とその異能がそれぞれを名乗るような描写がある。

目的

組合時計塔の従騎士と同様に、書いた事が現実になるという「本」を探しており、異能力(ドストエフスキー曰く「罪」)のない世界の実現を目指している。

活躍

組合の団長、フィッツジェラルドとの電話対談の後、暫く姿を見せなかったが武装探偵社ポートマフィアと組合の戦争の最終局面で再登場。

組合並びにフィッツジェラルドが敗北するのを見越したのか、探偵社の中島敦によって動きを止められた白鯨のメインシステムを掌握して墜落させた。

数日後には組合本部に内乱を誘発させ、その隙に資産の4割を強奪することに成功。

そして抗争で重傷を負ったマーガレット・ミッチェルを治す条件でナサニエル・ホーソーンを勧誘。其の後、彼の正気と記憶を奪ったと推測される。

そして彼は「本」の奪取の為、ヨコハマで暗躍を始める。

手始めに下剋上を目論んでいたポート・マフィア幹部のA(エース)に態と捕まり、心理誘導で彼と其の一派を死に追いやると同時に、一派が所持していたポート・マフィアの全構成員の異能力リストを奪取した(彼の得意とする情報収集能力でも暴く事が出来なかった、首領の森鴎外の異能を把握し、横浜攻略の作戦を立案する為と思われる。)

続いて探偵社社長の福沢諭吉を、部下のアレクサンドル・プシュキンの異能ウイルスを仕込ませたホーソーンの異能力で病院送りにすると、其の前後でポート・マフィアの縄張りを荒らし錯乱させる。

その直後にエリスと買い物をしていた鴎外を襲撃し、プシュキンの異能ウイルスを植え付けた。

だが太宰とフィッツジェラルドは連携して彼を異能刑務所ムルソーに収監することに成功する

その後、同じ天人五衰のゴーゴリの策略で太宰もムルソーに収容され2人で心理戦を繰り広げる。

しばらくしてゴーゴリと同じく天人五衰のシグマがムルソーに侵入し太宰と彼を独房から脱出させるが、ゴーゴリは彼と太宰に脱獄決闘(題して「ゴーゴリゲーム」)を提案し、2人はそれを承諾する。

余談

彼はTVアニメ版は2期の最終話(1期2期通算24話目)で初登場。

本放送時のエンドクレジットでは、担当声優が「???」表記となっており、伏せられたまま終わったが――、もちろん第一声からバレバレであり、放送後に公式Twitterも石田彰であると発表した

現在配信されているソフト版では、普通に「フョードル・D 石田彰」とクレジットされている。

考察

プロフィール欄の身長、体重、年齢が不明で異能力についても分かっていない。

他に謎なのが生まれ変わったらなりたいものについて大体なったという答えであり、まるで彼は前世の記憶を持っているかのような発言である。

【ネタバレ注意】最新刊での動向

ゴーゴリゲームに於いて、フョードル自身の知略と天人五衰のブラムの異能力によって吸血鬼化した中也を使って太宰を殺害し、さらにシグマ自身の異能でドストエフスキーの膨大な記憶を読ませ情報負荷により意識不明に陥らせる(記憶を読み込ませたのは後述する理由だが)。

無事太宰より先に脱出しゴーゴリから解毒剤を受け取り、吸血鬼が操縦するヘリで脱出しようするがその吸血鬼に突然腹部を刺される。

そして脱出口から死んだ筈の太宰と吸血鬼化した筈の中也が現れ、生存のタネ明かしをされる。

最期は離反した(元々、無理やり協力させられていたため離反とは少し違うが)ブラムによって吸血鬼の操縦するヘリをムルソーの壁に叩きつけられ、爆発の中「ああ、神よ神よ何ぞ我を見捨て給うや」との言葉を遺し死亡した。太宰は彼の千切れた腕を取り死亡したことを確認している。

此処からはドストエフスキーの異能力及び衝撃のネタバレを含みます。

宜しいですね?

シグマはドストエフスキーの記憶の中で首から下が健在だった昔のブラムを、更に彼に囚われた今と外見が変わらないドストエフスキーの姿を見る。

ブラムの部下が発したローマ、東征、大聖十字軍(北方十字軍)という言葉からこの記憶は少なくとも数百年前の出来事だとシグマは推測するが、この時代に現代と同じ外見のドストエフスキーが居る事に違和感を持つ。

そしてドストエフスキーはブラムの命により彼の配下の兵士によって処刑された。だが少ししてその兵士の様子がおかしくなるのを目撃するシグマ。

一方太宰は、共喰いの末ドストエフスキーを捕縛した際特殊部隊の1人が彼に触れて血を吐き絶命したのはナサニエル・ホーソーンの異能力『緋文字』の応用であると推測。あの光景は太宰達に自身の異能を誤認させるための演出、つまりあの光景は彼の異能ではなくそもそも彼の異能の発動条件は触れる事では無いと気づく。

急ぎ太宰はドストエフスキーの遺体を確認しに戻るが、遺体の顔はドストエフスキー本人では無かったのである

太宰は何故ドストエフスキーがゴーゴリゲームに必死だったのか理解した。それはドストエフスキーが太宰や毒に殺されるのではなく吸血種に殺される必要があったからである。

そして太宰はドストエフスキーの異能の発動条件が彼に触れられる事ではなく彼を殺す事だと云うこと、及び彼の真の目的に気づき乱歩に知らせようとする。

一方シグマの辿るフョードルの記憶の中では先刻まで藻掻き苦しんでいた兵士が静止する。その顔を見てシグマは驚愕した。

同刻、日本の空港に居るブラムに異変が起きる。

突然藻掻き苦しみ出したかと思うと顔面の皮が破け、そこから現れたのは──────────

             おはようございます

      それはドストエフスキーの顔であった

フョードル・ドストエフスキーの異能力『罪と罰』

それは──────────

自身を殺した人間が次のドストエフスキーになるというあまりに悍ましいものであった。

彼は異能力によりブラムの体を乗っ取り復活を果たした。その後彼は神が宿るとされている時空剣 神刀・雨御前異能と人体を融合させ操る聖十字剣 聖十字剣・ソルズレヴニ、武器の性能を百倍にする『鏡獅子』の異能者・福地桜痴の体を用いて三極の特異点を発生させ……

余談

彼のプロフィールは身長・体重・年齢が不明、加えて生まれ変わったらなりたいものはもう大体なったと答えている。その理由が上記の異能力なのであれば辻褄は合う。