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ショック死の編集履歴

2024-06-11 16:41:43 バージョン

ショック死

しょっくし

血液循環不全により、血圧の低下や意識障害が急速に進行し、死に至る事。

正しい概要

何らかの外的要因によって血圧低下する等して血流が不十分になりに至る事。

失血死もこれに含まれる。

ショック状態とは体の各部に酸素を送り届ける循環系(心臓~血管)で血流が低下し急速に機能不全になった状態である。

この様になると体のあらゆる臓器が一斉に酸欠となり壊死を始める為、症状は急激に進行して意識不明となり、(ショックと言われる所以である)すぐに手の施し様がない状態になる。

循環系が破綻する原因は様々ある。

等実に様々な原因で人間はショック死に至る。

一度ショック状態になると救命は困難である。

ここ迄書くと恐ろしい状態の様に思えるが、基本的にショック状態とは「致命的な重病や重傷を負った人間が死に至る過程で通過する状態」という側面が大きく、何の原因もないのにショック状態になる事はない。

その為、致命的な病気やケガを防ぐ事によりショック死を防ぐ事が出来る。

逆に言えばショック状態から回復する方法が確立されれば(輸血や心肺蘇生術もその一環ともいえる)、致命傷や重病を発症しても蘇生が容易に可能になるという事である。

ショック状態からの回復は医学の究極の課題の一つとも目されているが、ショック状態は、生命活動の土台である循環系の破綻に伴って体のあらゆる器官が一斉に崩壊を始めるという正に破滅的な状況であって、医学の進歩をもってしてもその様な状況からの回復は極めて困難なのが現状である。


又、突然イヤホンからでかい音が流れてびっくりして死亡する等精神性のショック死も存在する。

実際にホラー映画を見ていてショック死してしまった事故もある。

実際これらの「びっくり死」は、精神的動揺やストレスによる神経信号や血圧変化等が「引き金」となって不整脈・心不全や血管障害等の致命的な病気を発症する事で突然死を「誘発」する物であり、びっくりした「だけ」で死ぬ事は基本的にない。


コトバンクでは「麻酔によるショック死」と言う例があったりする。

これは薬品に起因するアナフィラキシーショックの一種と考えられる。


誤用としての概要

「ショック、衝撃を与えられた事による死」


慣用的には、衝撃ショックを与えられる事により、それにが馴染めず死ぬ事を指す言葉……と誤用されていた。


「ショックを与えられた」事により循環器の致命的な病気(不整脈、血管の破裂や血栓症等)を発症して循環機能不全に陥り(正しい意味での)ショック死に至る事もありうる。この場合は「ショックを与えられた」事は直接の死因というより死因となる症状の引き金となったに過ぎない。


pixivとしての用途としては誤用の方が主流と思われる為、ピクシブ百科事典でも誤用の意味で立てられた可能性が高い。

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