不知火型
しらぬいがた
大相撲における、横綱の土俵入りの型の1つ。
概要
大相撲で横綱が土俵入りする時の型の一つ。「不知火型の横綱は短命」というジンクスがあるからか、もう一つの雲龍型と比べると少数派である(しかし横綱在位期間最長記録を持つ羽黒山政司や、最多優勝記録を持つ白鵬翔のように、不知火型を継承しながら大成した例も存在している)。腰を大股にかがめ、両手を伸ばすポーズが特徴。pixivではこのポーズを示すものとしても使われる。
名前の通り、江戸時代の第11代横綱不知火光右衛門が土俵入りの際にこのポーズを取っていたことから名付けられた……と思われがちだが、現在残っている不知火の写真によれば、彼の土俵入りのポーズは雲龍型に近いものであった事が窺える。ただし、立ち上がったところで両手を広げたという証言もあり、終わりの部分だけ見れば現在の不知火型であり、実際のところは雲龍型でも不知火型でもない、現存しない別の型である。尚、雲龍の方は不知火型の土俵入りを行っていたとされている(こちらも部分的にそのようなポーズとなっていただけという可能性はあるが)。