概要
1974年4月4日にTV放送された『初代ゲッターロボ』の記念すべき第1話。
ゲッターロボと恐竜帝国の戦いの始まりの回でサブタイトルに『無敵』と付いているが無双するほど強いという意味ではない(寧ろ苦戦していた)。
石川賢先生による少年サンデー版は3日遅れての1974年15号から連載がスタートする。
ストーリー
浅間山学園に通っている流竜馬は、サッカー部の練習後学園のマドンナである早乙女ミチルの誘いで早乙女研究所でゲッターロボの性能テスト見学に行く。この日は、ミチルの兄である達人もパイロットとして参加していた。
同じ頃、マグマ層のマシーンランドを拠点とする恐竜帝国は、地上征服のためにメカザウルス・ザイ、バド、ズーの性能テストを終えていた。三体の性能に満足そうだった帝王ゴールだがパイロットからゲッター線が集められている場所があると報告を受け、念のためにメカザウルス・サキを向かわせる。
現場はゲッターロボの性能テストを行っていた場所でサキの手によって達人を含める二人のパイロットたちが離脱を試みるも皆殺しにされてしまう。
ショックを受ける早乙女博士たちに対し、ゴールはゲッター計画の中止を命令するが拒否されたことで先に研究所破壊を命令させる。
竜馬はこの事態を打開するために同じ学園仲間である巴武蔵、神隼人に声をかけて戦闘用のゲッターロボで戦いに挑む。
登場メカザウルス
余談
- タイトルからしてゲッターロボが活躍して華々しい第1回になりそうに感じるがいきなり主人公の身近な人間が死亡する、主役メカが敵に囲まれて終了と言った1話目からにしてインパクトが強い作りとなっている。
- 石川賢氏によるサーガ版はこのTV版と同時企画で進められていたが永井豪氏の直伝漫画『激マン!(勝手にゲッター編)』によると竜馬の設定を見て「僕にはこんなサッカー少年は描けないよ~!」と言ったところを「賢ちゃんの得意な空手の達人とかにしてもいいよ」と言う一言で現在知られるあの形になったと言う。