「ちくしょう……!!!完全体に……完全体になれさえすれば……!!!」
概要
超ベジータとなったベジータはセルのあまりの弱さに失望していた。
そしてあろうことか、強い敵を求めるあまりセルの完全体化に加担し、それを阻止しようとする身内のトランクスを妨害し、人造人間18号を吸収させてしまった。
完全体となり超ベジータを圧倒するパワーを手に入れたセルが、まったく攻撃が効かず色を失うベジータを前に、それまでのお返しとばかりに皮肉交じりに言ったのがこの台詞。
「ふっふっふ……超ベジータか…」
「どうしたのだ?さっきまでの勢いは……笑えよベジータ」
これを聞いたベジータは渾身の必殺技ファイナルフラッシュで大ダメージを与え高笑いする
「セル!キサマがいくら完全体になったと言っても、コイツをまともに受け止める勇気があるか!!ははーっ!ムリだろうな!貴様はただの臆病者だーっ!」
「こ…こんなことが…ま…まさか…完全体のわたしが……!ち……ちくしょおおお……!」
「ハーッハッハッハッハ!!」
「なんちゃって!」
「ハッ!?」
だが、ピッコロの再生能力を持つセルには効果はなく、絶句。
「バカ笑いしおって、このわたしがピッコロの血を引いていることをわすれたのか?」
ついに万策尽きたベジータは、セルに精神的にも体力的にも叩きのめされてしまうのだった。
この他にもセルの強化に関わる話には、サイヤ人特有の戦闘本能や凶暴性が裏目に出ているような展開が多く、ファンから責任追及の槍玉に挙げられやすいセリフである。