概要
数奇な出会いを得て誕生した少年少女のカップル。
鬼族と人類の一騎打ち、鬼ごっこで地球代表として選ばれた諸星あたるが、ラムと対戦する事に。
グラマーなラムが相手、勝てば地球の英雄になり女の子にモテモテ、と不純な動機で引き受けたあたるであるが、空を飛べるラムに苦戦し10日の期限はあっという間に残り1日になってしまい、世間からもなじられる始末。
すっかりやる気を無くし落ち込むあたるに、幼なじみ兼恋人である三宅しのぶは「鬼ごっこに勝ったら結婚してあげる」とあたるを奮起させ、あたるはしのぶとの結婚のため最後の1日猛然とラムを追いかけ始める。あたるがラムを追いかけつつ発した「結婚じゃぁ〜!」の一言は、あたるが幼なじみのしのぶを想っての発言であったが、ラムは自分に求婚しているのだと勘違いし、それを受け入れてしまう。
そこから、ラムはあたる家へ居候することになった(原作、旧アニメにある「街に石油の雨が降る」のエピソードは2022年版アニメではオミットされ、鬼ごっこ終了後から間もなく居候している)。
それ以来、あたるとラムは周りの人々を巻き込んで事件を起こしていく。
誤解から始まった二人の関係は、あたる・ラム・しのぶの三角関係、面堂を加えた四角関係を経て、やがてあたるにとってのラムの存在は大きくなっていく…。
基本あたるはラムに厳しいが、とある出来事でラムに助けられてからは「傍迷惑な鬼娘」から「特別で一番大切な女の子」へと変わって行った。
ラムが帰ってる間悲しんでいたり、一緒にそば屋に行ったりするあたり仲はそこそこの様子。またラムの昔の恋人関連の物があった時はやきもち焼いていたりする。
中でもエピソードの一つ原作第19話及びアニメ版第10回「ときめきの聖夜」はあたラム好きには必見の名作エピソードと名高い。
結局、あたるはラムに好きと言うことはなかったが(ビューティフルドリーマーはパラレル的な扱いなので例外)、その「好きを言わなかったこと」が後に大きなドラマを呼んだ。
最後の最後、みんなに呆れられながらも見守られる中で交わす永遠の鬼ごっこ…という名の「最高の口説き文句」はぜひ直接見届けていただきたい。