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ジョエル・ジャンメール・ジローの編集履歴

2024-06-29 10:41:54 バージョン

ジョエル・ジャンメール・ジロー

じょえるじゃんめーるじろー

「ジョエル・ジャンメール・ジロー」とは、漫画『機動戦士ガンダムSEED ECLIPSE』の登場人物。同作のヴィラン。

その機体から降りてくれないかな? なに安心してくれ。 "キミ"に危害は加えない。 その必要は無いからね」


「素晴らしい! 素晴らしいよ、タツミ・ホーリ君! ここまで"殺したくない相手"は、初めてだよ!!」


概要

ハーフコーディネイターたちのテロ組織「アンティ・ファクティス」の指導者。ハーフコーディネイターであり、年齢は30代と推定されている。ジョエル・ジャンメール・ジローは偽名であり、組織の仲間にさえ一切の素性を明かさない用心深さを持つ。しかし、カリスマ的な指導者として仲間からの評判は高い。

エールカラミティブーストレイダーと言った大西洋連邦の第2期GAT-Xシリーズのバリエーション機、ザフトのエース向け改修機ジングラディエイターに加え、まだ公表前であろう次期主力機ザクウォーリアを確保するなど、多方面からMSを入手する伝手を持つ。

搭乗機はエールカラミティだが特に愛着は無く、専用機として開発されたブーストレイダーへ乗り換えている。その際に愛機を失った部下のヴァレへエールカラミティを譲渡している。

エクリプスの操縦限定とは言え、ナチュラルでありながらコーディネイターを越える才能を見せた上に、さらに成長していく姿のタツミ・ホーリに並々ならぬ興味を抱いている。


関連タグ

機動戦士ガンダムSEED_ECLIPSE






















※ここから先は機動戦士ガンダムSEED ECLIPSEのネタバレになります


「大きな計算違いはあったが、まだ修正は可能だ。 こんな程度で諦める訳にはいかない。 "青き清浄なる世界のために"も…」


ハーフコーディネイターでありながら、ブルーコスモスの熱烈な信奉者である。

ボスゴロフ級をアンティ・ファクティスの拠点としながら大西洋連邦に迫害された元・大西洋連邦MS部隊のハーフコーディネイターたちを集め、手厚く扱う素振りで信頼を得ながら、彼らに「プラントへの受け入れ」と言う希望を餌として扇動する事でテロ行為へ加担させた。アンティ・ファクティスの活動として、OSをナチュラル用に調整したザフトのMSやオーブ寄りのナチュラル用OSに改良した地球連合軍の[(GATシリーズ]]を他のテロ組織やゲリラ組織に提供、世界各地で紛争が起こる切っ掛けを作りながら、ある目的のために情報を集めていた。そして、オーブの暗部組織「ODR」のケン・ノーランド・スセを協力者として取り込み、ケンにエクリプス2機の強奪を提案した。しかし、ケンがエクリプス2号機の強奪した際に、そのまま戦闘して1号機を大破に追い込む。1号機の強奪に失敗したことを咎めるものの、ケンから「予備パーツの無い1号機で追撃は不可能」と言われてしまい、渋々引き下がっている。組織内では「エクリプス2号機に核ミサイルを持たせて地球連合軍の軍施設を爆撃」と思わせていたが、Nジャマーキャンセラーがエクリプス2号機の分しか無いこと、ケン自身が地球連合軍の軍施設に特攻で死ぬつもりなのを利用して開戦の狼煙にしようと計画していた。

しかし、エクリプス2号機は奪取し損ねたエクリプス1号機の追撃で阻止されてしまい、拠点としていたボスゴロフ級はオーブの暗部組織「ODR」の指揮官であるミヤビ・オト・キオウに突き止められてしまう。彼女からは「裁きを受けて更生するなら生活を保障する」と言う条件の上でオーブへの受け入れが提示され、ミヤビの説得で改心した副官のヴァレンティーナ・ビノンが「他の生き方でやり直そう」と言いかけた所で冷徹に発砲。

ブルーコスモスとしての本性を晒し、証拠の隠滅としてボスゴロフ級に仕掛けた毒ガスでハーフコーディネイターたちを虐殺し、先の発砲で重症を負いながらもエールカラミティで逃亡したヴァレを始末するべく、専用機のブーストレイダーで出撃。


「本気でプラントに、お前たちの思う安住の地に、行けるとでも思っていたのか? ありはしないさ。 お前たちが…受け入れられることなど」


ヴァレの「人として扱われたかった」と言う想いを踏みにじりエールカラミティを撃墜、さらにケンのエクリプス2号機から核エンジンを奪うために襲いかかり、自らが地球連合軍の基地へ特攻しようと目論む。


「自然の摂理に反した罪あるバケモノとして生まれた我が身を! 誰よりも俺が! 許せんのだ!!」


「"コーディネイターが駆逐された世界を見る"、それが俺の夢だった! その世界を見届けた後、俺は自害するんだ! "最後のコーディネイター"として! そのときこそ俺は、『この世に生まれた罪』を精算できる!!」


ジョエルの真の目的は「世界中に蔓延るコーディネイターやハーフコーディネイターが絶滅する瞬間を見届け、自身が最期のコーディネイターとなった時に自害すること」であり、それらの原動力は彼いわく「ハーフコーディネイターとして生まれた罪深き身を赦せない」、「生まれ堕ちた罪を贖うべき」と言う歪んだ思想が根底にある。

その目的のためであれば、大西洋連邦の艦隊を壊滅させてみせたり、同国への核動力機での特攻計画も担う。ジョエルがブルーコスモスの工作員であるがために、大西洋連邦の機密情報(ハーフコーディネイターを使った騙し討ち用のMS部隊など)に詳しく、アンティ・ファクティスにはカラミティやレイダーの派生機やそのオプション装備と言った地球連合軍でも希少な物が配備されている。


ホーリを殺したくない理由は、彼がナチュラルでありながらエクリプスでの戦闘においてハーフコーディネイターの自分やヴァレ、さらにはコーディネイターであるケンを越える才能を発揮した事にあり、その才能を「偽りの命のコーディネイターを乗り越える、正しい命のナチュラルこそが命の在るべき姿であり、世界の希望である」と感じ、感動している。そのことを「殺したくない相手」であるホーリへ共感として求めたが、彼からは「アンタが何を言っているのか分からない! 命にホンモノもニセモノもあるか!」と拒絶されている。


余談

  • ブルーコスモスへ賛同した経緯や上述の思想に至った生い立ちなどは不明である。
    • 劇中で30代前後と推定されており、C.E.40年代はコーディネイターとナチュラルとの能力格差や第二世代コーディネイターへの能力継承が浮き彫りになり、ブルーコスモスの反コーディネイター感情が急速に高まった時期である。
    • C.E.70年代の30代と推定した場合、ギルバート・デュランダルやタリア・グラディスたち第二世代コーディネイターに近い年代となる。さらに、彼らと同様に親とされるコーディネイターは「ジョージ・グレンの告白直後に、富裕層が金を惜しみなく注ぎ込み、秘密裏に生み出された者たち」である。
  • ハーフコーディネイターであるが故に、親のコーディネイターから継承される能力の減衰が起きるものの、ナチュラルからすれば能力格差があることに変わりなく、一方でコーディネイターからはナチュラルとの間に生まれた半端者と言うレッテルを貼られる。
    • ナチュラルにもコーディネイターにも裏切り者のような目で見られてきた出生に悲観しているのは本心であり、世界を憎悪する切っ掛けなのだろう。
  • コーディネイターとしての出生に悲観して、ブルーコスモスに入信したコーディネイターの青年と言う存在が小説版『SEED』で示唆されていた。ジョエルはその悲観した青年の話しを基に、さらにハーフコーディネイターと言う出生が設定されたキャラクターと思われる。
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