「セーラームーン おまえのもつ力は戦いを呼びよせる!おまえが存在するかぎり戦いはおわらない わたしたちにとってはおまえこそが“敵”!」
「セーラームーン、お前の元に戦いのない未来があるの?お前が存在する限りは戦いは終わらない」
CV:三上枝織(Cosmos)
概要
ギャラクティカ・パレスの二重の堀江“砂漠川”の1つである相手の記憶を奪い去ってしまう力を持つ“忘却の川”の番人を務めるレテ星を守護に持つセーラー戦士。
イメージカラーはブルーグレーで、セーラーカラーが付いたワンピースの様なコスチームを身に纏っており、縦ロールを2つの緩いお団子状にまとめた髪型をしている。
必殺技は『ギャラクティカ・ミュソーティス・アルペーストニス』
彼女の母星であるレテ星は既に、ギャラクシアに滅ぼされてしまった哀しい過去を持っている。
なお、レテ星は小さくて貧しく、いつも争いがつついて混沌とした世界であったらしい。
勝気な性格の持ち主だが、全く正反対の性格で双子の関係でもあるセーラームネモシュネの事を誰よりも大切に思っており、ムネモシュネと互いの平和と幸せを手に入れる為に(その為には彼女についていく選択しか残されていなかった事もあって)故郷を滅ぼした張本人でもあるギャラクシアについていくことを誓い、忘却の川の渡し守を務める事となった。
“幻の銀水晶”を持つセーラームーンを“戦いを呼び寄せる全ての元凶”として憎しみに近い感情を抱いているようで、彼女が存在する限り戦いの終焉は決して終わらないという思いから彼女の抹殺を決意。
ルナやアルテミス、そしてダイアナまでもスターシードを奪い取って消滅させた後、うさぎたちの記憶を奪い取り、彼女たちを消し去ろうとするが、セーラー戦士同士の戦いに心を痛めたムネモシュネに止められ、さらにセーラームーンが自分が犠牲になれば戦いを止める事が出来るというのであれば自分を討てという決意を聞いた事で、その先にある未来を信じる気持ちに揺らぎが生じ、ムーンたちを見逃すことに…。
その直後、セーラームーンたちを見逃そうとした行為が裏切りに当たるとして現れたギャラクシアの側近にして、ギャラクティカ・パレスの庭園「スターガーデン」の庭師(スターガーデナー)の1人であるセーラーΦにムネモシュネと共に粛清され散っていった………。
余談
レテとは、ギリシャ神話に登場する冥府を流れる川の1つであり、その水を飲んだ者は完璧な忘却を体験する事になるといわれる忘却の河“レーテー”の事。
なお、レーテーは、エリスの娘でありアルゴスの姉妹の1人である水のニンフ(ナーイアス)の名前でもある。
必殺技の『ギャラクティカ・ミュソーティス・アルペーストニス』のユソーティス・アルペーストニスは勿忘草の学名「ミュソーティス・アルペーストリス」から付けられたと思われる。
ちなみに原作ではルナ達はスターシードを奪われたまま物語からフェードアウトしてしまったが、『Cosmos』では戦いが終わった後、ルナが無事に復活できた事が描かれている。