「わたしはただ、これ以上あなたにあたしと同じセーラー戦士を傷つけてほしくないだけよ」
CV:伊藤かな恵(Cosmos)
概要
レテ星の双子星であるムネモシュネ星を守護するセーラー戦士。原作と劇場版『Cosmos』にのみ登場し、旧テレビアニメとミュージカルには未登場。
故郷はレテと共に既にギャラクシアの手によって滅ぼされており、生き残るために止むをえずセーラーレテと共にギャラクシアの傘下へと下り、ギャラクシアがよりよい未来の為にこの世から戦争を無くすことができる存在という認識の元、シャドウ・ギャラクティカに加わることを決意。ギャラクティカ・パレスの二重の堀江“砂漠川”の1つである相手の記憶を取り戻す力を持つ“記憶の川”を防衛する渡し守を務めていた。
おさげにした縦ロールに紐リボンを付けた髪型が特徴の少女で、その容姿はレテ星の双子の関係であるムネモシュネ星を守護する戦士だけあって、セーラーレテに非常によく似た容姿をしている。イメージカラーはピンクで、コスチュームもレテと同じくセーラーカラーが付いたワンピース風のものとなっている。なお、必殺技については本人が使用していない事もあって詳細は不明。
勝ち気で好戦的な一面を持つレテと違って穏やかで大人しめな性格をしており、戦いにはどちらかと言えば消極的だが、戦闘能力が低いという訳でもなく、いざとなればレテを止めるべく彼女の戦いに割って入るなど芯は強く、大切な者を守る為ならば自分の身を挺してでも守ろうとするなど、決して守られてばかりのひ弱な人物と言う訳ではない。
レテと同じくセーラームーンと“幻の銀水晶”が戦いを呼び寄せる元凶だという思いは持っていたようだが、同じセーラー戦士同士が戦わなければならない現実には心を痛めており、レテとセーラームーンとの戦いとの戦いに割って入って一時戦いを中断させると、火球皇女に“記憶の川”の水を飲ませてレテによって消された記憶を復活させた。
その後、自分が犠牲になれば戦いを止める事が出来るのならば、喜んで自身の命を投げ出すと言い切ったセーラームーンの意思を知った事でギャラクシアからの離反を決意。レテと共にムーンたちを見逃すが、その行為を知ったギャラクシアから裏切り者の烙印を押され、2人の始末の任務を帯びてやって来たギャラクシアの側近であり、ギャラクティカ・パレスの庭園「スターガーデン」の庭師(スターガーデナー)を務めるセーラーΦにレテと共に処刑され、その儚い生涯に幕を下ろした………。
余談
名前の由来はギリシャ神話に登場する記憶を司る女神ムネーモシュネー。
レテ星とは異なり、ムネモシュネ星は実在するが、実在のムネモシュネ星は火星と木星の間にある小惑星である。