概要
痩躯長身でロン毛、黒いスーツ姿でスーツケースを持ち歩いているのが特徴。
生真面目な性格の考古学者なのだが、異様な事例を扱い奇抜な新説ばかり発表するためマスコミから「妖怪ハンター」という徒名で呼ばれ、学界から異端視されている(稗田自身はこうした風評を好ましく思っていない)。第一話に当たる「黒い探求者」時点でK大教授の職を辞しており、以降はいくつかの大学で非常勤講師を務めながら研究を続けている。
研究一筋の人生を送っており、浮いた話のようなものは全く出てこない。
上記の通り「妖怪ハンター」という徒名はあくまで悪評であり、稗田自身が妖怪と戦ったり「ハンター」として退治する事はほぼ無い(例外は初期エピソードの『死人還り』くらいである)。基本的には研究の過程で神話や伝承にまつわる怪事件に遭遇、その真相を探っているうちに奇跡、あるいは悲劇の目撃者になることが多い。
年齢は語られていないが、1974年の初登場から現代に至るまで全く老ける様子が無い。
『天孫降臨』のエピソードで不老不死の力を浴び、体内に残留したことが明言されているので、その影響とも考えられる。
余談
実写映画『ヒルコ/妖怪ハンター』では稗田を沢田研二が演じた。そのせいか作中でも「ジュリー(沢田の愛称)に似ている」と噂されるシーンがある