概要
1983年にAtariが販売したベクタースキャンによるアーケードゲームで、『トリプルハント』や『バトルゾーン』のオーウェン・ルービンや、『マーブルマッドネス』や『クラッシュ・バンディクー』のマーク・サーニーらが製作に携わっている。
操作系は左側に”攻撃/ジャンプ”のためのボタンとシールドボタンが、右側には後にタイトーの『CYCLEマー坊』にも採用されているローラーコントローラー(左右移動のみ可)が配されている。
1ステージは前半と後半に分かれており、前半は戦闘機による三人称視点の擬似3Dシューティングゲームで、攻撃ボタンでザコ敵やそれに守られた敵基地を攻撃する。
それを制圧すると戦闘機を降りて敵基地内に侵入するアクションゲームになる。自キャラの酸素残量があるうちに敵基地内の原子炉を探し出して爆弾を仕掛け、それが爆発する前に脱出するという内容。自キャラには攻撃手段がなく、ジャンプボタンで敵や罠を避けながら進む。万が一、敵や罠に当たりそうになったらシールドボタンで防ぐことが可能。
このステージ後半部分が、ナムコがファミリーコンピュータ用に発売した『カイの冒険』の元ネタとして有名である。
実際、カイの冒険の開発時のコードネームは「マイナーハボック」であり、またゲームのスタッフクレジットのスペシャルサンクスには「アタリ メイジャーハボック 開発チーム」と表記されている。