伊集院茂夫による改造版ファラリスの牡牛
むくなるひとびとをやいたあくとくしゃちょうをおうしのなかであぶりながらかわをけずりはがす
『我欲の為に、罪なき人々を火炎地獄へ突き落す外道が』
「歴史上最も残酷と言われた火炎拷問の進化系……ついに解禁だ!」
『そんなにリゾート開発がしたいなら、大いにやるがいい…… 地獄の底でな』
「おい、下衆。お前はこの世で役目が無いだろう」
「いつまで寝ているつもりだ、下衆め」
「笑わせるな。不正と犯罪でデカくした会社に、価値などあるか」
「下衆野郎……どっちがゴミかわからせてやる……」
「おいおい、何を言っているんだ? ゴミは焼却処分するんだろう?」
「いいやゴミだな。私達から見れば、お前は存在すら許し難い汚物だ」
「焼かれて逝った人達の苦しみを、骨の髄まで味わってからくたばれ、下衆野郎」
対象
地上げに失敗して逆ギレ、ドヤ街の簡易宿泊施設「浜屋」を闇金負債者に放火させて、オーナー夫妻を含む多数の住人を焼き殺した天の川リゾートの社長、徳政に執行。
今回は伊集院の恩人である長老からの依頼であり、伊集院もホームレス時代に浜屋のオーナー夫妻の世話になっていたことから、依頼に私情を挟まない伊集院も驚愕を隠せない事態となった。
概要
シリーズ第3話の動画で使用された古代ギリシア発祥のファラリスの牡牛の内部に電熱を通す針を多数仕込み(改造版鉄の処女にも用いられた技術)、焚き火と電熱によって高熱化した筒状の内部を電動モーターでミキサーのように回転させて罪人の皮膚を切り裂き剥がしていくことで、より焼かれる苦しみを増幅させるものとなっている。
経過
伊集院はあくまで長老からの正式な依頼として受け取り、私情は一切挟まないと言っていたが、普段の無表情な糸目ではなく、怒りを秘めた三白眼の表情で徳政を捕獲した。また、借金の帳消しを条件に徳政から放火を命令された上に口封じのため殺害されそうになった実行犯に対しても「ドヤ街の住人に嬲り殺されたくなかったら自首しろ」と、強烈な殺意を向けて命令した。なお、徳政は用心棒として怪力の大男を連れていたが、この大男は腕力だけが自慢で頭は悪く動きも鈍かったため、伊集院の素早い攻撃で両目と両耳を簡単に潰され、戦闘不能の状態にされた。
拷問にかける前、徳政は言い逃れをするも流川の蹴りで嘘が通用しないと分かると案の定「社会のゴミ」などと被害者達を侮辱する暴言を吐いたため、伊集院の逆鱗に触れて刑が執行されることとなる。
処刑の途中で、徳政は全身を切り裂かれながら焼かれる苦しみに耐えかね、「もう悪いことはしない」と厚顔無恥な命乞いをしたが、伊集院は徳政が被害者達に吐いた侮辱の発言を「ゴミは焼却処分するんだろう?」と引用。それを聞いた徳政は当然「私はゴミじゃない」と否定するも、伊集院は「私達から見ればお前は存在すら許し難い汚物だ」「焼け死んだ人達の苦しみを骨の髄まで味わって死ね」と意趣返しの処刑宣告を突き付け、3時間かけてじっくりと焼き殺した。
経過
徳政が口封じのために実行犯を始末しようとしていたところを伊集院と流川が取り押さえて捕獲。徳政は言い逃れをするも流川の蹴りで嘘が通用しないと分かると案の定「社会のゴミ」などと被害者達を侮辱する暴言を吐いたため、伊集院の逆鱗に触れて刑が執行されることとなる。
処刑の途中で、徳政は全身を切り裂かれながら焼かれる苦しみに耐えかね、「もう悪いことはしない」と厚顔無恥な命乞いをしたが、伊集院は徳政が被害者達に吐いた侮辱の発言を「ゴミは焼却処分するんだろう?」と引用。それを聞いた徳政は当然「私はゴミじゃない」と否定するも、伊集院は「私達から見ればお前は存在すら許し難い汚物だ」「焼け死んだ人達の苦しみを骨の髄まで味わって死ね」と意趣返しの処刑宣告を突き付け、3時間かけてじっくりと焼き殺した。
後日談
徳政の処刑が完了した後、伊集院の出費とドヤ街に住む労働者達の協力によって浜屋の建物は再建された。「これは思い出の場所を失いたくない私の我儘(わがまま)だ」と伊集院は語ったが、浜屋の再建は伊集院だけでなくドヤ街の住人全員の願いだったはずであるから、これは伊集院の個人的な「我儘」とは言えないであろう。徳政に殺されたオーナー夫妻の後継者は不明だが、再建の費用を出した伊集院が新しい浜屋の名義人になり、ドヤ街の住人達が共同で管理・運営していく可能性も考えられる。
一方、徳政が経営していた天の川リゾートは地上げに失敗し、社長の徳政もいなくなった上に、前述した実行犯の自首によって、徳政の悪行の実態も全国民の知るところとなり、最終的には倒産に追い込まれる可能性が高いと予想される。
ところで、本件の実行犯が伊集院の命令に従って警察に自首した場合の処遇であるが、彼は少なくとも死刑にはならないであろう。刑法第42条第1項には「罪を犯した者が捜査機関に発覚する前に自首したときは、その刑を減軽することができる」と定められており、本件の実行犯に対してはこの条文が適用される可能性が高いと考えられるからである。実際、保険金目当ての大量放火殺人事件として有名な1984年の夕張保険金殺人事件は、当初は過失による火災と認定されていたが、その後、放火をした実行犯が警察に自首して事件の真相を明らかにしたため、この実行犯は無期懲役に減刑された事例がある(実行犯に放火を指示した主犯2名は死刑)。この事例に鑑みれば、本件の実行犯も同じく無期懲役の扱いになる可能性が高いと予想される。
事件のモデルについて
詳しくは浜屋の店主夫婦にて記載されているので、そちらを参照することを推奨する。