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ディクテイターの編集履歴

2024-08-11 11:26:31 バージョン

ディクテイター

でぃくていたー

ディクテイターとは、特撮テレビドラマ『ブルースワット』に登場する武器。

概要

ブルースワットの標準装備である自動拳銃

セミオート/フルオートの切り替えが可能な高性能マシンピストルで、シグが所属していたスペーススワットのビームガンをベースに製作された。

劇中において、追加装備のドラムガンナーが登場するまではエイリアンに対して最も有効な攻撃手段であった。


装弾数は通常のマガジン使用時は10発、ロングマガジン使用時は32発。

銃口の下にはレーザーポインター、グリップ下部には安全装置のスイッチが搭載されている。特徴的な2つ連なる球体型の「エネルギーコーティングユニット」は、緑がエイリアンに内部からダメージを与える特殊コーティング波を、赤が弾丸の先端のルビーにエイリアンの身体を突き破るエネルギーを付与する物質変換波をそれぞれ放射する。

弾丸は先端に人工ルビーがはめ込まれた特殊な9mmアーマーピアシング弾で、トリガーを引くと弾丸がエネルギーコーティングユニットを通過し、チタニウムコーティングされた「ハイパーブリット」として発射する。

シングルカラムマガジン仕様のためグリップはスリムで握りやすいが、その代わりロングマガジンはかなり長い。また、「く」の字型に曲がっており両方向から差し込めるマガジンも存在し、構える際に差し込んでいない方を手のひらに乗せて固定する使用方法がある。


第11話にてサラのロス市警スワット時代の元同僚・ジョンの仇であるサイボーグテロリスト・TR-99が出現。実はシグにとってスペーススワットの仲間たちの仇であるエイリアン・ザイバーがインヴェードしており、この2体にはディクテイターが通用しなかった。

サラとシグは敵から逃げるためにやむなくディクテイターを置き去りにし、代わりにサラが持つジョンの形見であるベレッタM92Fのマガジンにディクテイターの弾丸を装填、シグが持つビームガンのエネルギーコーティングユニットを取り付けて使用した。この攻撃で弱点の胸に命中させTR-99を倒しながらも、反動でベレッタとユニットは大破してしまった。

置き去りになったディクテイターはショウが回収、セイジの手で3丁ともエネルギーコーティングユニットの放射波を強化する改良が施され、コーティングの色が赤から金になり威力が向上した(同話では調整不足により反動でサラとシグが吹き飛ばされた)。ユニットは使用者の精神状態によって出力が上がるようになり、激昂するなど感情が高ぶる状態で発砲する際にユニットが激しく発光するエフェクトがかかる場合もあった。


パーツは分解可能であり、第34話ではデスキーラ三兄弟が起こした偽ブルースワット事件により検問が敷かれたため、分解してバイクやヘルメットに隠すことで突破した。


第7話ではエイリアンによって彼女を自殺に見せかけて殺された青年・玉井照夫に仇討ちのためショウが貸し与え、第21話ではブルースワットに参加しようとした老人・松下長之助がショウから奪い取ってエイリアンを倒すなど、部外者が使用することもあった。

また上記の第34話では、ロス市警を辞め放浪中に行き倒れたサラを助け介抱した過去がある元グリーンベレー兵・ケン石神が、ブルースワットになりすましたデスキーラの末弟・モンから模造品を奪ってモンを倒している。


第33話で登場した、ハイパーショウの追加装備・ドラムガンナーに合体させることで、最強銃・ドラムガンファイヤーが完成する。


ブルースワットの3人がゲスト出演した『重甲ビーファイター』の特別編では、鷹取舞がサラから借りて使用したほか、一斉掃射の際にほかのヒーローたちが武器名を呼ぶのに合わせてショウが「ディクテイター!」と叫ぶシーンがある(本編中は攻撃時に武器名を呼称する描写が少なかった)。


プロップはその後、仮面ライダーアギトにてV-1システムの銃に流用された。


玩具

放送当時にバンダイから発売された玩具は、子供向けながらモデルガンといっても差し支えないハイクオリティなもので、弾丸とマガジンが付属した「電動ブローバック」版と、音と光が出る「ライト&サウンド」版の2種類がある。

このうち電動ブローバック版は劇中同様のサイズとリアリティを誇り、そのクオリティはほぼ改造なしで劇中の撮影に使われたほど。しかも便宜上は玩具であるため、価格も7140円と通常モデルガンよりも低価格(ただし歴代のなりきり玩具と比べるとかなり高価格で、対象年齢も7歳以上と比較的高め)であった。

また、実際にセミオート・フルオート切り替え可能、発射こそしないもののカートリッジ排莢ギミックありという子供向けとは思えない仕様で、実際にモデルガン雑誌に掲載され「子供に遊ばせておくにはもったいない代物」とまで言わしめた。

なお、初期型はよくジャム(弾詰まり)る不良が多発し一度回収となってしまい、排莢を遅くするなど改良した後期型が発売され、初期型との交換対応もなされた。

ドラムガンナーとの連動ギミックも可能だが、ライト&サウンド版は付属のアタッチメントパーツが必要となる。


そして2024年には、『ブルースワット』放送30周年を記念してバンダイより「ディクテイター 30th ANNIVERSARY EDITION」が受注販売される。

発光や音声が劇中に合わせたものとなり、造形も一新されている……のだが、電動ブローバック版で特に話題に挙げられる点であるカートリッジ排莢ギミックがない(排莢はないがブローバックギミックは再現されている)。

この理由は開発ブログで「「ディクテイター」といえば連射が特徴です。ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、過去玩具の排莢はカートリッジがジャムる、カートリッジが飛んで行ってなくなってしまうというデメリットを抱えておりました。今回の機構に改造することで、より遊びやすく、より爽快な連射が楽しめるようになりました! 」と説明されているものの、これが返って「そこをデメリット扱いする時点で開発担当はディクテイターの良さを分かっていない」「デメリット呼ばわりは当時玩具を開発した人達に失礼」と炎上させる要因となってしまっており、せっかく30周年記念商品で当時品から改良されている点も多いにもかかわらず、情報開示・受注公開直後の段階から相当な不評を買ってしまっている。


関連項目

ブルースワット 自動拳銃

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