概要
東国(オスタニア)に仇なす国賊を粛清する闇組織で、ヨルが『いばら姫』として所属している。
いばら姫の仕事では標的含め数十人が一斉に殺害される派手な活躍にも拘わらず、ロイドが所属する『WISE』やフリーの情報屋としては有能であるフランキーの情報網を以てしても都市伝説と一蹴される程、その存在は巧妙に隠蔽されている。東国の防諜組織であるSSSにおいても、その存在を知るのは一部に過ぎない。
一方マフィアやテロリスト等、裏社会では噂レベルだがその存在が知られているらしい。
一応豪華客船『プリンセス・ローレライ』の一件ではWISEには「公には発表されてはいないが、客船内で大量の失踪・行方不明者(全て偽装IDを所持した者達)が出ていた」と認識されてはいたが、「第三国が関与してる可能性がある」と推測されていた程度でそれ以上は深入りすることはなかった。
組織の長である『店長』から『部長』を通じて各暗殺者へ依頼が伝達される方式だが、依頼主やどの様な基準で東国に仇なす存在と判断しているか等については、現在一切不明。
SSSほど世間の認知度が無く都市伝説レベルでしか噂が語られていないことや、ヨルがメリンダとの交流を相談した際には『悪くはないが万一の場合は勧めない』といった曖昧な態度を取っていたことからガーデンの組織自体は国家に承認された公的なものではない(=場合によっては彼らも国の粛清の対象になり得る)ことが窺える。
所属人物
店長(CV:諏訪部順一)
トーテムポールのような見た目の謎多き男性。普段は私邸と思しき屋敷の庭で花を育てており、さながら庭師のような振る舞いであり、口調も丁寧に話す。しかし戦闘の腕には秀で、依頼で屋敷を訪れたヨルと挨拶代わりに刃を交えたことも。曰く結婚生活でヨルの腕が鈍ってないか試したらしい。
依頼が発生すると電話を通じてメンバーに連絡を入れ「お客様が入りました」と言った感じに指示を出す。
「グレッチャーファミリーの生き残りであるオルカとその子息の護衛」をヨルに任せたことがあり、店長によれば殺されたファミリーのボスとオルカの夫にはには多大な恩義があったとのこと。
「いばら姫」の二つ名を冠する組織のエース級メンバー。スティレットの技と常人離れした肉弾戦で相手を仕留める。普段は市役所の事務職として勤務し、世間にも素性を隠す。
メンバーの古参と思われる初老の男性。普段は市役所のヨルの部署で部長を務める。己を律するようヨルに厳しく指導する一方、依頼遂行後にはヨルが家族の元で過ごせるように計らう粋な一面も。
上記のほか、ヨルを店長の元に案内する青年が一人描写されている。
またフランキーの語ったイメージから、ヨルとマクマホン以外にも何名か「戦闘員」が所属していると思われる。
余談
恐らくモデルとなったのは、1930年代から40年代にかけて暗躍した実在の犯罪組織『マーダー・インク』だと思われ、殺人依頼はガーデンと同じく電話で受けていた。
また武器として使用していたものは、アイスピック等と足のつかない物が多く使用されていた様で、これはヨルの愛用の武器『スティレット』と共通している。
なお、マーダー・インクは最終的にメンバー全員が処刑されており、もしモデルがマーダー・インクである場合、ヨルを含めたガーデンメンバーが最終的にどうなるか不穏な展開が予想される。
関連タグ
同じく『ガーデン』の名を冠する暗殺組織。こちらは徹頭徹尾、犯罪組織である。