新しい設定が発表され次第、追記をお願いします。
概要
東人民共和国とは漫画『SPY×FAMILY』に登場する国で本作の主な舞台。東国、オスタニア(OSTANIA)とも呼ばれる。首都はバーリント。街には路面電車が走り空港や水族館、博物館が開かれ近代都市の様相を呈している。しかしかつての戦争によって被った被害は甚大で、終戦から10年以上が経過した現在も、国全体は復興の途上にある。言語・民族的には西国とあまり違いが無いらしく、国境付近では親戚が隣国に住んでいる者もいる。
「西国(ウェスタリス)」との現在の関係は「停戦状態」と言うことになっているのものの、西国が基本現状維持を望んでいる事(=西国有利の状況)や、停戦を機に旧政権が崩壊したと語られていること、融和路線の現政権を快く思わない市民も多いことなどから、実質的に東側の敗北に近い状態で終わった可能性が高い。
モデルは東西冷戦時代の東ドイツ。そのため社会主義・共産主義圏ならではの未婚差別(ヨルが偽装結婚をした理由もこのため)に貧富の差、秘密警察に代表される監視社会と言論弾圧と言った国家の暗部も、当時の東ドイツをモデルに描かれている。
その一方で、社会主義統一党による一党独裁体制であった東ドイツとは違い、複数政党による政治運営がされ、一定の政治的自由が存在し、また大企業や名家などの資本主義的な考えや概念が存在しているなど、モデルである社会主義国であった東ドイツとは政治体制、経済的面で異なる部分も存在し、オスタニアの方が元ネタである東ドイツより自由的な国である。
また、最新話での若きヘンダーソン先生の発言から、少し前までは帝政国家であったようである。
使用言語は基本的に英語(とローマ字)である。
通貨
- 1D(ダルク)=100P(ペント)
- 円換算で1D(ダルク)=約320円
- 円換算で1P(ペント)=約3.20円
政治体制
複数政党制に基づく。支持する政策の違いから、国民の間で対立が深刻化している。
- 国民党
現与党。東西の融和路線を志向する。
- 国家統一党
現最大野党。党首はドノバン・デズモンド。西国との平和を脅かす強硬路線を訴えており、東西平和に影を落としている。かつては一強の与党だったが国民党に敗れ下野した。
地名一覧
- 首都バーリント(原作3話)
- バイアン地方(原作60、70話)
- ミュンク地方(原作6話)
- デムフォレスト地区(原作72話)
- ニューレ町(原作72話)
- ケルブ町(原作72話)
- 北西部・シェルベリー(原作81話)
- ニールバーグ(原作24話)
モデル
ベースは1960〜70年代の東ドイツに由来するが一部イギリスの要素(イーデン校やWISE本部の外観など)がある。
一方で、新たに判明した設定で少し前までは帝政国家であったらしく、ヴァイマール共和国もモデルの一つである可能性もある。
別名・表記ゆれ
東国(SPY×FAMILY) オスタニア(SPY×FAMILY)