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ボクは姉さんのいるこの国を守るためだったら何だってする

 何だって だ


こんばんは ゴミクズさん」「ステキな牢屋を予約してあるのでぜひ当局まで⭐︎


概要編集

ヨル・フォージャーの弟。東国国家保安局少尉。20歳。

ロイドとは義兄弟の関係になり、アーニャからは「おじ」と呼ばれる。


唯一の肉親であるヨルの援助でエリートコースを進む。外務省に就職したが、1年ほど前に国家保安局(いわゆる秘密警察)へ異動。不安定な情勢を脅かす不穏分子の摘発に奔走する傍ら、東国に潜む西国スパイの〈黄昏〉を追っている。


表向きは現在も外交官勤務ということにしており隣人のドミニクからは「外務省のエリート」と認識されている。


プロフィール編集

名前ユーリ・ブライア
一人称ボク
家族姉(ヨル)→加えて義兄(ロイド)、姪(アーニャ)
年齢20歳
身長179cm
出身地東国(オスタニア)ニールバーグ東部
CV小野賢章 熊谷海麗(幼少期、シャロンと兼役)
岡宮来夢瀧澤翼

人物編集

一見すると童顔の、人好きのする笑顔の好青年(外見はヨルに非常によく似ており、作者をして「ヨルを男にしたらこうなる」と言わしめた)なのだが、重度のシスコンで、その思いの強さは心を読んだアーニャが胸やけを起こすほど。

姉のことになると理性的判断力を失い、彼女の壊滅的な料理明らかに体が拒否反応(嘔吐や眩暈など)を示しながらも美味しいと言って食べ続けたり、彼女のどんなに御粗末な言い訳も信じてしまう姉に対してだけはポンコツになってしまう少し残念な弟。

姉絡みで迷言や奇行を連発し、周囲を呆れさせることも少なくない。有能だが手の焼ける弟分として、ヨルだけでなく職場の上司からは一応、可愛がられてはいる。ボス曰く「犬みたいでかわいい」(ロイドは可愛がるというよりかは呆れつつ手懐けている)。

しかし「姉さん以外の人間に興味はない」と言ったように、姉以外に対しては極端なレベルでとる辛辣な態度と生意気な性格さもあり、大学時代ではみんなから嫌われていたと、同時期に同じ大学に通っていた部下のクロエは話している。


幼少期に自分を支えてくれた、姉への敬意と執着が異常なほどに強く、上述した通り、ヨルのことになると途端に理性や判断力を失う。彼の職場のロッカーは、ヨルの写真だらけである。姉への執着はもちろんだが、家族愛そのものを尊ぶ節が見られる。汚れ仕事の多い国家保安局に務めているのも、国家を守ることが姉を守ることに繋がるという信念によるものであり、国家の敵に対しては容赦が無い。特に家族を蔑ろにする者を軽蔑し、そういった人物に対しては攻撃的になる。実際、既婚者にもかかわらず女と遊ぶ金欲しさで役所の書類を横流しした男に対しては、当初は冷静に取り調べるも最終的には静かながら怒りを露わにし容赦のない尋問を行った。

一方で東国や保安局の理念に完全に染まっているわけではなく、国家の敵であっても家族の為に行動していた者には内心葛藤を抱きながらも、その家族には情けをかけてやるなど情の厚さも見られる。

ちょくちょくフォージャー家へ遊びに来るのは、単にヨルに会いたいだけでなく、こうした保安局員としての重荷から解放される「日常」をフォージャー家に求めている側面も感じさせる。


スパイな家族


能力編集

幼少期からヨルの無茶苦茶な身体能力(例:全力ハグで肋骨を2本折られた)と殺人的な料理(例:風邪の看病でお手製ハチミツハーブティを飲むと風邪が気にならないほど体調が悪化した)に晒され続けてきたためやたら体が頑丈になっており、頭から血が止まらない状態で病院にも行かずにそのまま帰宅しようとしたり、4日徹夜後トラックに轢かれても「いてて…」の一言で済ませたり、その翌日に平気で仕事(悪者のアジトに殴り込み)を続けるなど、防御力と生命力だけは作中1。


上記のような姉絡みの残念さが目立つが、幼少期から勉強熱心な秀才であり、事実として飛び級で14歳で大学に入学し、外務省にもさくっと入省したのちに早々に保安局から引き抜かれた超エリートである。

両親を亡くし、弟を支えようと頑張るヨルを見て育ったこともあり、ヨルとヨルがいるこの国の平和を守ることをモチベーションに、博覧強記を地で行くインテリ系へと成長。


保安局員としての能力は高く、職場の人間からもその腕は見込まれており、上記のタフな所を活かした行動力と優れた観察力でターゲットを追い詰めていくが、経験不足ゆえの詰めの甘さや(主に姉関連で)間の抜けたミスもしばしば。ヨルには戦闘力面で劣り、ロイド(黄昏)に関しては熟練さと冷静さで劣るため(そもそもこの夫婦2人のスペックがレベチなのもあり仕方ないのだが)、まだ未熟さや幼さが抜けきらない所ではある。

姉同様に酒癖は悪く、自棄酒とはいえワイン1杯ですっかり出来上がってしまうほど。

この光景を見たロイドは「ブライア家は酒癖悪いのか」と困惑していた。


公式ガイドブックによれば戦闘力はロイド未満、フィオナと五分五分。(但し体の頑丈さならロイドよりも高い)

反面、家事能力はまるでダメであり、対抗心から(一方的に)家事勝負をロイドに仕掛けた際は、料理、皿洗いはメチャクチャ、買い出し、洗濯、掃除もロイドに完敗している。姉が掃除は得意で皿洗い、買い出し、洗濯も普通にこなしていることを考えると姉以下と言える。

しかし、姉のヨルの料理が所謂ダークマター化していたりそもそも料理として食べることが不可能(毒と同様であり下手すると死んでしまう殺傷性あり)な代物であるのに対し、ユーリの料理はオーラに『姉』と出ていたり奇想天外ではあるものの食べられないそれではないので料理スキルとしては明らかに姉よりは人が食べるものが作れるだけマシである。


対人関係編集

知らぬ間に姉と結婚した(ことになっている)ロイドを警戒するが、フォージャー家の裏の顔は知らない。

もちろんヨルのいばら姫としての裏の顔もつゆ知らず、姉の人間離れした馬鹿力的な強さを見ても何も疑っていない(シスコンゆえに姉に対する理性がないため)。

世間体がよろしくない保安局で働いていることは、ヨルにすら隠しているが、皮肉なことに憎き義兄であるロイドには初対面で看破されている(WISE経由で身辺調査したことである程度推測されており、実際に会った際に保安局員が外向けによく用いる作り話をテンプレ通りに話したことで確信された)。


主に姉を取られた嫉妬からロイドを毛嫌いしており、「奴をスパイとして逮捕してやる」と豪語して憚らないが、前述の通り本当の敵国スパイ(しかも、目下最大の目標たる黄昏その人)であることにはまったく気付いていない。

一方、そのヘイトが僻みによる私情である事は、重々自覚している為(苦々し気にではあるが)、「いい奴」と評するなど客観的には意外とロイドのことを高く評価している模様。むしろ、ロイドが端から見れば出来すぎた人間であるが故に嫉妬の炎を燃やしている節があり、客観的に見ればどう考えても姉と別れさせる理由が無いのも相まって、複雑な心境に陥っている。

また初対面時に酔った勢いで定着したのか、ロイドのことを「ロッティ」と妙に親し気に呼ぶことがある(元は姉のロイドの呼び名を邪推したときに挙げたあだ名の1つであり、皮肉にもここまでフランクなあだ名でこう呼ぶのは今の所ユーリだけである)

初対面時、初めは取り繕って笑顔で敬語で接していたが

その内心はロイド憎しで埋まっており料理を出されたり気遣われたりしても絆されまいと

「ちょっと背が高くて気遣いができて料理ができるだけの医者じゃないか!」と褒めているのか貶しているのかよく分からない文句を内心でつけていたが、姉との仲睦まじさに我慢が出来なくなり自分で買ってきたワインを瓶ごと飲んでしまう。(元はといえばロイドを酔わせて本性を暴こうとして持ってきたものなのに自分で飲んで自爆してしまうあたり直情的な性格が災いしている)

そこからは敬語も外れ、素の状態で思い切り暴走してしまうが姉と自分を見て「お互いを思い合っていて羨ましい」「今まで助け合ってきたのが分かる」と優しげな目でロイドに言われ、少し絆されかけるも「姉さんを泣かせたら許さない」と叫びながら帰って行く。

(この際、姉と義兄に自分から「キスしろ!」と言っておきながら本当にされそうになると精神的に耐えられず

止めようとした所をタイミング悪く、キスの羞恥心に耐えられなくなった姉に殴られて吹き飛ばされてしまって壁に激突、その際の怪我の血と飾ってあったバラの花が散らばった際の鮮やかな赤とが何とも言えないシンクロを見せている。なお、ユーリが持ってきた花はアニメではバラであるが原作では白い花であり、舞台では白の花のほうが採用されていた。)

嵐のような初対面ではあったが、それからしばらくは(初対面で散々やらかしているのにもかかわらず)当初の接し方で(表では)敬語で話しているが、その後家事対決をする回の時には素面でも面と向かってロッティと呼んでいたりタメ口で話している。(この間のことが何も描かれていないので何があってこの関係になったのかは想像するしかないところである)

義兄弟かわいい。


アーニャとは家庭教師を姉から頼まれて訪れた時に面識を持った。彼女からは「おじ」と呼ばれるが本人は、その呼ばれ方を嫌っていて「おじと呼ぶな!」と反論しているがユーリ自身もアーニャのことを名前では呼んでいないのである意味お互い様であり、喜怒哀楽が激しく表情に出やすい所は叔父と姪とでとても似ている。

「ロイドの連れ子」ということもあり、アーニャのことは邪険に扱ってはいるものの、姉からの頼みなので渋々ながらも接している。

アーニャのことは勉強会の時のアーニャの言い間違えから「チワワ娘」と呼んでおり、滅多に本名では呼ばない。

しかし、アーニャがバスジャックに巻き込まれたと知った際はそこそこ動揺しており、最初こそ中尉から「姉の子供に顔が割れてるからお前は現場に行くな」と指示されたことやロイドの娘がどうなろうと知ったことではないという理由で一瞬だけ見捨てようと考えたがその瞬間「アーニャの遺体を前に悲しむヨルの姿」が脳裏に浮かんでしまい大慌てで助ける方向に考え直し、知り合いのタレコミ屋の人脈を駆使してアーニャが乗ったバスとは別の車両をジャックした共犯者達を確保し、バスジャック鎮圧に影ながらに貢献した。

勉強嫌いで物覚えの芳しくないアーニャには終始手を焼いており、理解不能な存在と見て倦厭している。しかしアーニャはユーリが姉関連のワードを出せば弱いことを知っているため、そういう点ではきっちりと弱みを握られている。

本編ではあまり会話シーンは多くはないが、小説版に掲載されている『ユーリの休日』では様々な事情が重なり不本意ながらもアーニャと二人で過ごすことになってしまったユーリとアーニャの話が出ており二人の関係性をより知ることができる。

spy x family!!


また、イベント衣装では全員マリンコーデの中、二人ともセーラーデザインのお揃いコーディネートだったこともあり、ユーリの見目が童顔なことと性格面に幼さが残ることもあり、叔父と姪というよりも兄妹くらいの年齢差にも見える。



ボンドの事はデブ犬と呼んでいる。同じく、本編ではあまり絡みはないが上記小説内でボンドとの絡みも少しだが見られる。


中尉

直属の上司に当たり、彼と組んで任務を行う場面もある。ユーリの世話役のような立ち位置でもあり仕事中にユーリが風邪を拗らせた際には看病を優先したりと良好な関係である。


クロエ

保安局でユーリの部下に当たる女性。しかしユーリが大学を飛び級で入学したこともあって年齢は歳上であり、敬語を使う場面は見られない。ペアで任務にあたることもある模様。姉関連で無茶をしがちなユーリを叱ることもある。


ドミニク

ヨルの同僚であるバーリント市役所職員のカミラのボーイフレンド。彼とは家が近いことから友人関係にあたる。


関連イラスト編集

yuriユーリ

Юрийこの尋問が終われば僕は帰れる

yuri尤里

Yuri善き人のためのソナタ


関連タグ編集

SPY×FAMILY ヨル・フォージャー ニールバーグ


シスコン 秘密警察 ブライア姉弟 シスコン弟 義弟


関連用語編集

シュタージ:東ドイツの秘密警察。彼の所属する組織のモデルである。


ゲシュタポ:ナチスドイツの秘密警察。史実で存在した彼の所属する組織と似たような組織の一つ。


親衛隊(SS):国家保安局〈STATE SECURITY SERVICE SSS〉の略称の元ネタとされる。


KGB:ソビエト連邦の秘密警察。史実で存在した彼の所属する組織と似たような組織の一つ。

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